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さがみはら中央区 スポーツ

公開日:2023.09.07

ソフトテニス
IH(インターハイ)でベスト32「やりきった」
上溝南高の森下芹羽(せりは)さん・汐羽(しおは)さん 

  • ソフトテニスで「最強の双子になる」と切磋琢磨してきた姉の芹羽さん(左)と妹の汐羽さん

 7月末に北海道で行われた全国高等学校総合体育大会(インターハイ/IH)のソフトテニス(ダブルス)で、県立上溝南高校の森下芹羽さん、汐羽さん(3年)の双子ペアが5回戦まで進出し、ベスト32で大会を終えた。

 大会を振り返り、姉の芹羽さんは「2日目に残ること(4回戦以上)を目標にしていたので、そこまで進めてうれしかった。自分たちらしい粘り強いプレーで戦えたのが良かった」と話す。妹の汐羽さんは「目標を達成できて良かった。自分たちの力を発揮でき、やりきれたので楽しかった」と笑顔を見せた。

「もっと勝ちに」

 2人にとって初となるIHは2回戦からスタートした。初戦の松江南高のペアに4―1で勝利すると、続く3回戦にも勝利。汐羽さんは「緊張したけど、初戦は大事なので2人で良い雰囲気を作ってやろうと話していた」と初戦を振り返る。芹羽さんは「3回戦の相手とは3月の練習試合で負けていた。それもあって最初から強気で行けた」と話す。

 3回戦を突破し目標を達成したが、2人は崩れなかった。「ここまで来てるからもっと勝ちに行こう」と気を引き締め挑んだ4回戦にも勝利。しかし、5回戦で京都光華高に0―4で敗れ涙を飲んだ。汐羽さんは「流れが悪かったが、それを変えるプレーができなかった。今思えば怖がらずに仕掛けられたら良かった」と唇を噛んだ。顧問の小山悠教諭は、「どの試合も相手の方が力が上だったが、分析や対策をして本人たちが話し合い自ら勝ちに導いていったと思う。目標を達成しても満足せずに戦っている姿を見て、2人の可能性を感じることができた」と活躍を喜んだ。

自信と重圧

 2人は昨秋の新人戦で県2位に。しかし、それを上回る結果を出せずにいたという。小山教諭は「県2位は自信にもなったが、重圧にもなっていた」と振り返る。2人はプレーがうまくいかないと試合中でも激しく言い合い、喧嘩になることもあったという。しかし、それは勝ちたい気持ちがあるからこそで、3年になると関東大会でベスト16、今大会でベスト32になり、「最後は結果につながって良かった」と小山教諭は安堵する。

 IHを終え、芹羽さんは国体の神奈川県代表に選ばれ、秋の鹿児島大会に向け練習を重ねる。一方の汐羽さんは部活を引退。現在はクラブチームでプレーを続ける。芹羽さんは「国体で県に貢献できるように勝ちたい」と意気込むと、汐羽さんは「国体選手が目標。全国で戦える選手になりたい」と目標を語った。

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