さがみはら中央区 社会
公開日:2025.07.17
相模原市
学校の空調整備を加速
28年夏までに完了へ
相模原市は7月2日、学校施設への空調整備について、2028年夏までの整備完了を目指し取組を加速化することを発表した。児童・生徒の適切な学習環境を確保するため、屋内運動場や特別教室、老朽化した設備の更新も含めたすべての施設について、早期の整備を目指す。
対象となるのは、今年度末時点で空調設備が未設置の屋内運動場79校、特別教室70校、設備の改修が必要な普通教室18校。市は現在、今年9月の市議会定例会議に補正予算案として提案することを念頭に整備費の精査を進めているという。
リース手法を活用
整備手法としては、これまで取り組んできた直営での工事発注に加え、リース手法を活用する。これにより、直営での発注のみで整備する場合に比べ、早期に整備を完了できる見込み。
近年の猛暑を踏まえ、学校の空調整備は喫緊の課題となっている。相模原市内では、普通教室と一部の特別教室(音楽室、図書室、相談室)については全公立小中学校で整備が完了しているものの、体育館などの屋内運動場や特別教室への設置、老朽化などにより改修が必要な設備の更新が急務となっていた。
市学校施設課の担当者は「近年のひどい暑さで外での活動が制限される中、空調設備がないと屋内での活動もできなくなってしまう。子どもたちの活動に支障が出ないよう、安全な教育環境整備をスピード感を持って進めていく」と話している。
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