さがみはら中央区 社会
公開日:2025.08.21
公社SSP
障害者と箱根でバイク
8月22日からクラファン
障害者がバイクに乗れるよう支援している公益社団法人SSP(青木治親代表=人物風土記で紹介=)が10月18日(土)、障害者のライダー(パラモトライダー)たちと箱根ターンパイクの走行を楽しむイベントを開催する。実施にあたり、あす22日からクラウドファンディングでの支援を求める。
同法人は2019年に設立され、障害者向けに無料体験走行会などを開催している。車椅子で生活している人や全盲の人など、これまで多くのパラモトライダーを誕生させてきた。
青木代表の人柄や信念、活動に心動かされた人も多く、これまでに延べ2000人近い人がボランティアとして関わってきた。
イベント当日は箱根ターンパイクを貸し切り、息つく暇なく変わる風景など公道でしか味わえない経験を参加者同士で共有する。健常者にとっては当たり前な「仲間と公道を走る」ことに社会的な障壁が作られているパラモトライダー16人、聴覚障害者と夢を叶えようという企画だ。
運営には多額の資金が必要なため、クラウドファンディングを活用して資金を集める。
理解広げる
同法人は活動の楽しさや意義をより広く広めようと、多くの人が集まるショッピングモールでの体験走行会を今年から始めた。8月5日にはアリオ橋本でイベントを行い、1歳から大人まで70人以上をバイクに乗せた。スタッフが押しながら進むが、エンジンをかける動作や音、振動を楽しむことができる。
乗車した小山結愛さん(小学3年)と小山未結さん(小学1年)は「もいう1回乗りたい。良い音だった」と感想を話した。青木代表は「子どもが普段体験できないことをさせることができた。家に帰って『乗ったよ』とおじいちゃんやおばあちゃんに話してもらって認知を広げたい」と話す。
ライダーの声
この日はボランティアスタッフ15人が運営に携わり、その中にはパラモトライダーもいた。
弱視でバイクの免許を持っていなかったという渡辺美知子さんは2年ほど前、視覚障害者のメーリングリストで同法人の存在を知った。「絶対乗りたいと思った」と当時のことを話す。「バイクは憧れ。カッコいい。初めて乗った時は嬉しくてたまらなかった。感動が体中をみなぎった」と満面の笑みを見せた。
義足で生活し、同法人の設立初期から関わってきた丸野飛路志さんは、テレビで青木代表の活動を知り連絡を取った。「そしたら、青木さんが自ら私の家に来てくれた。夢みたいだった」。バイクの楽しさだけでなく青木代表の人柄に惚れて人が集まっている様子がうかがえた。
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