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さがみはら中央区 社会

公開日:2025.08.21

消防田名分署3部救助隊
「目標は全国1位」
ロープブリッジ救出競技で

  • 訓練を積み重ね無駄な動きを修正していくメンバー

  • 全国大会に挑む3部救助隊の(左から)小柳さん・久保田さん・大泉隊長・根岸さん・松井さん

 相模原消防署の田名分署に属する3部救助隊(大泉暁史隊長)が7月18日、県消防学校(厚木市)で開かれた消防救助活動の技術を競う「第53回消防救助技術関東地区指導会」に出場し、「ロープブリッジ救出」種目で6位に入り、全国大会への出場切符を手にした。「全国消防救助技術大会」は8月30日(土)に兵庫県内の消防学校で行われる。今年度の3部救助隊が発足した4月に掲げた目標のひとつが同大会での「全国1位獲得」。4人の隊員が訓練を重ねている。

 3部救助隊の4人が出場する「ロープブリッジ救出」は、隣接する建物や対岸など、通常の方法ではアクセスが困難な場所に要救助者が取り残されている状況を想定した競技。2つの塔に水平に張られた20mのロープを渡り要救助者を保護して戻るまでの安全・確実性と時間が評価される。

無駄あぶり出しタイム削り出す

 メンバーは根岸大輝消防士長(33)・久保田啓介消防副士長(31)・小柳郁弥消防副士長(29)・松井秀介消防士(26)の4人。田名分署は2年前にもロープブリッジ救出で全国大会に出場し4位に入賞した。タイムは47秒7。現メンバーの中で最も若い松井さん以外はこの時のメンバーでもある。

 6月の県大会、今回の関東大会ともに大きなミスはなく48秒台を記録した。しかしメンバーが求めているのは「45秒台」。ロープにたわみはないか、ロープを引く動きに無駄はないか、全国大会まで、徹底的に無駄な動きをなくし、タイムを削り出す作業を重ねている。

初の女性隊員も

 全国大会には南消防署のチームも地下やマンホール等での災害を想定した訓練「引揚救助」種目に出場する。隊員には初の女性隊員も含まれている。

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