さがみはら中央区 社会
公開日:2025.11.20
火災現場の避難者管理
効率化へ実証実験
相模原市消防局
相模原市消防局は11月20日、火災現場における避難者の管理作業を大幅に効率化するため、(株)バカンおよび(株)グローバルキャストと共に、「避難者マネジメントシステム」を活用した実証実験を行う。
今回の実証実験は、災害発生時に避難者の状況確認にかかる時間を短縮し、消防隊による救助活動の迅速化と正確性の向上を目的としている。従来の火災現場では、避難者の確認や安否情報の収集を紙や口頭に頼る場面が多く、混乱が生じやすいという課題があった。
情報を一元化
「避難者マネジメントシステム」は、避難者がスマートフォンなどから自身の安否情報や避難場所を登録することを可能にする。これにより、消防隊や関係者が現場でリアルタイムに避難者の人数や安全確認の状況を一元的に把握でき、人命救助を最優先とする消防活動をデジタル技術で強力に支援する。
市消防局は「現場での情報共有を円滑にし、人命救助の確実性を高めることが急務だ。今回の実証実験の結果を踏まえ、将来的な全域導入も視野に入れ、市民の安全・安心に資する取り組みを進めていく」としている。
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