大野南中の生徒らと横断幕を掲げる坂井さん（右から３番目）＝7月22日、産業会館で
リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックに出場する市内在住の選手らの壮行会が７月22日、中央区で行われた。相模大野出身で水泳・男子３ｍ飛板飛込競技に出場する坂井丞（しょう）さん（23）＝中央区在住＝らが、会場に集まった市民２００人から激励を受けた。
坂井さんは、元飛込選手の両親の影響で幼少から競技を始め、谷口台小学校時代に全国優勝。大野南中学２年時にジュニアの世界大会に出場した。麻布大学附属淵野辺高校（現・麻布大学附属高校）在学時にインターハイで３年連続「飛板飛込」「高飛込」の２冠を達成。以降も世界大会や国体、日本選手権などで優勝を果たしている。五輪への出場は今回が初めて。
壮行会では、母校である谷口台小、大野南中、麻布大高の児童・生徒らがそれぞれ、横断幕や寄せ書きを添えた応援旗などを坂井さんに手渡した。坂井さんは、ロンドン五輪出場を逃した４年前を振り返り、「悔しい思いをしたが、切り替えてリオまで取り組めた。五輪出場がゴールではない。メダルに向けてどうすればいいか考えて練習してきた。この流れを止めずに突っ走りたい」とリオへの意気込みを語った。リオ五輪は８月５日（日本時間６日）に開幕。男子３ｍ飛板飛込は15日（月）の午後３時15分（同16日午前３時15分）から予選が行われる。
また壮行会には、パラリンピック女子マラソンに出場する道下美里選手のガイドランナー（伴走者）を務める青山由佳さん＝南区出身・在住＝と、車いすテニス監督として参加する中澤吉裕（よしひろ）さん＝南区在住＝も招かれた。パラリンピックは現地時間９月７日に開幕する。
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