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さがみはら南区 トップニュース教育

公開日:2016.09.15

投票で選定
大野中央公園に新遊具
来年3月の共用めざす 

  • 設置が決定した「大きな風車コンビネーション」の完成イメージ

 相模大野中央公園に設置されている複合遊具が老朽化したため、更新を進めてきた市は、新遊具の選定にあたり初めて同公園利用者による投票を実施した。合計で916票の投票があり、その中で556票を獲得した「大きな風車コンビネーション」=左イメージ図=に決定した。市は「来年3月までには共用を開始したい」としている。

 市内の公園は設置から30年以上経過したものが現時点で約3割を占め、10年後には約7割に達する見込みとなっている。こうした状況を踏まえて、市は3月に「相模原市公園施設長寿命化計画」を策定。老朽化が進んでいる公園施設の修繕や撤去、更新を進める方針を定めた。

 相模大野中央公園の供用開始は1990年。園内の「チビッコ広場」に設置されている複合遊具は劣化が激しく、現在も一部が使用禁止となっている。そこで市は同計画に基づき、現在設置されている複合遊具を撤去し、新しく設置することを決めた。また同様に相模原北公園(緑区)の複合遊具も更新が決まっており、2つの公園の遊具の更新及びその他の公園の修繕費等も合わせて、今年度は約4600万円の予算が計上されている。

 市公園課は初めに、遊具メーカーに費用面など様々な条件をもとにした遊具の提案書の作成を依頼。提案を受けた中から選定した3遊具の完成イメージを相模大野中央公園内に掲示し、利用者による投票を8月5日から21日にかけて受け付けた。同課は「公園は子どもたちにとって夢がある場所であってほしいとの思いから、行政や自治会など大人たちが決めるのではなく、実際に利用している人たちに決めてもらうことにした」と話す。投票方法は掲示板に付属させたシールを、気に入った遊具イメージの投票欄に貼っていくというもの。結果として、916票が投じられた。

 選ばれた色鮮やかな風車が目を引く新複合遊具には、スライダーや一本橋、リングラダーなど18種類のアイテムが組み込まれる予定。今後は設置に向けた入札業者の選定などを行った後、現行の遊具の撤去などを進めていき、来年3月末までに使用開始を目指す。

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