地元の女子サッカーチーム・ノジマステラ神奈川相模原が、創設6年目にして初めて「皇后杯全日本女子サッカー選手権大会」の決勝に進出した。12月に大阪・長居で行われた決勝戦では日テレ・ベレーザに敗れたものの、準優勝という新たな歴史を刻んだ。
同大会はトーナメント戦によりクラブチーム日本一を決める大会。なでしこリーグ1部・2部の20チームに全国から選出された28チームを加えた48チームが参加し、10月から1回戦が始まっていた。
ノジマは準々決勝で早稲田大学を破って初のベスト4入りを決めると、準決勝では延長戦の末、ジェフユナイテッド千葉レディースに勝利。決勝進出を果たした。
迎えた決勝では、リーグ戦王者の日テレに0-3で敗戦。後半はノジマも攻勢を強めたが、1点が遠かった。
尾山主将のラストマッチ
この試合を最後に現役引退を表明していた尾山沙希主将は、最後まで走り続け、チームを鼓舞。菅野将晃監督は「先頭に立ってチームを引っ張る姿勢は、彼女が残してくれたもの」と話した。尾山主将は「菅野さんに恩返ししたい気持ちがあったので、準優勝という結果はすごく嬉しい。負けてしまったが、チームのひたむきさや全力さは見せられたと思う。サッカー人生をここで終えることができて、本当に幸せです」と心境を語った。
スタンドで見守った父・隆啓(たかひろ)さんは「不器用ながら頑張っている姿を見てきて、幸せをもらえた。サッカー選手をやめてしまうのは残念だが、長い間お疲れ様と言いたい」と労い、母・章子さんは「やり切ってくれたと思う。(中学・高校時代に所属したクラブチームの先輩)上辻選手や阪口選手と最後に対戦できて、これ以上ない引退試合になったのでは」と話した。
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