さがみはら南区版 掲載号:2018年2月8日号
  • googleplus
  • LINE

「個性」こそ、幼稚園の魅力 市幼稚園・認定こども園協会 川崎永(ひさし)会長

文化

川崎永会長:南区新磯野に立地する「学校法人川崎学園 つくしの幼稚園」の園長。2016年5月から市内43園が加盟する(一社)相模原市幼稚園・認定こども園協会で現職を務める。
川崎永会長:南区新磯野に立地する「学校法人川崎学園 つくしの幼稚園」の園長。2016年5月から市内43園が加盟する(一社)相模原市幼稚園・認定こども園協会で現職を務める。
 就学前の子どもへの教育を担う中心的な存在となるのが幼稚園。市内には多くの園が立地し、未来をつくる子どもたちの成長を日々見守っている。そんな幼稚園では子どもの発達を助けるために、どのような取組みが行われているのか。市内の幼稚園らで構成される(一社)相模原市幼稚園・認定こども園協会の川崎永会長(59)に聞いた。

 そもそも、幼稚園とはどういう場所か。川崎会長は「幼稚園を簡単に説明すると、集団生活を通じ、人格形成の基礎を養う教育施設になります」と話す。保育所等が保護者に代わり子どもを預かる施設であるのに対し、幼稚園は主に教育を目的とする施設であることが特徴となる。

 幼稚園で行われる教育活動は小学校や中学校と同じように文部科学省が定めた「教育要領」に基づいて行われている。ただ、幼稚園での教育活動の多くは小学校のような「座学」が中心ではなく、「体験」によることが多いという。その理由を川崎会長は「子どもたちは遊びの中で楽しみながら様々な能力を身に付けていけるからです。例えば鬼ごっこを行う中で、結果として運動能力や仲間と協力する力が養われていきます」と話す。

 ただ、教育要領には教育活動の内容について具体的な規定がないため、各園が独自の教育方法、活動を行っているという。川崎会長は「各園が建学の精神に立脚した個性豊かな活動をしており、そこが私立幼稚園の最大の魅力とも言えます。どの園も同じということはなく、それぞれで異なる教育活動をしていますので、保護者の方は園を選ぶときに、我が家の教育方針と照らし合わせながら考えてほしいですね」と話す。

注目集める「非認知能力」

 各園が独自の教育活動を行う中、川崎会長によると、近年「非認知能力」を高めるための教育活動を行う園が増えているという。非認知能力とは数値化しにくい情緒的な能力を指し、具体的には「忍耐力」「協調性」「やりきる力」などが挙げられる。今年4月に実施される小学校の学習指導要領でも「非認知能力」が重要視される見込みとなるなど、教育関係者の間でも注目されている。

 川崎会長はこうした動きを「今後、知識や技術はどんどん高度になっていき、それらを身に付けることが重要だというのは今までと変わりません。ただ、それらを社会の中で生かすための知恵や経験も必要になってきていることの表れだと思います」と説明する。

 そして、子どもへの教育は園だけでなく、家庭との相互作用を必要とする。「家庭では自分自身の存在を受容され、たっぷり愛情を受け育てられます。一方、園では集団の中でルールを守ることなど家庭とは異なる社会性や規範を学び、それを繰り返すことで子どもは成長していきます」

「教育の質」向上へ研修

 川崎会長を中心とする市幼稚園・認定こども園協会は、各園の教育活動の質の向上をめざし、年間を通じて様々な研修を行っている。研修は設置者・園長を対象者とした回から、現場の職員を対象にした内容まで様々な範囲で実施されている。内容も多岐にわたり、教職員の免許更新に係る講習から、最近では発達障害児への理解を深める内容などにも力を入れて取組んでいるという。

 同会は来年度を目途に、県内では初めて市内に立地する全50園が加盟する予定。川崎会長は「今後も子どもたちの明るい未来を実現すべく、全園一丸となってより一層活発に活動していきたい」と抱負を語った。

さがみはら南区版のローカルニュース最新6件

好評!永代供養墓「博愛の絆」

綾瀬中央霊園の『新しいお墓のカタチ』が人気。問合せは0120-70-2504

http://www.hakuainokizuna.com/

<PR>

さがみはら南区版の関連リンク

あっとほーむデスク

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2018年2月15日号

お問い合わせ

外部リンク