神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

5人で魅せた「青陵魂」 “最後”のチア部 全国へ

スポーツ

公開:2019年7月18日

  • X
  • LINE
  • hatena
関東大会の演技を終え笑顔を見せる青陵高校チアダンス部(左から大川さん、秋元さん、卓島さん、小島さん、市川さん)
関東大会の演技を終え笑顔を見せる青陵高校チアダンス部(左から大川さん、秋元さん、卓島さん、小島さん、市川さん)

 弥栄高校との統合により、2020年春にその歴史に幕を下ろす相模原青陵高校(杉山肇校長)のチアダンス部が関東大会を勝ち抜き、大阪で行われる全国大会へ出場する。現在、同校には3年生しか在籍しておらず、部員数はわずか5人。全員の力でつかんだ全国切符に、部員たちは「青陵高校の名前を少しでも広めたい」と意気込んでいる。

 同部に所属するのは部長の小島里菜さん、副部長の秋元瑠南さん、そして大川麻来さん、卓島未来さん、市川彩水さんの5人。彼女たちは6月27日に八王子市で開かれた「全国高等学校ダンスドリル選手権大会2019関東地区大会」のソングリーダー部門スモール編成(10人以下)に出場。19チームで全国出場の7枠を争い、5人の力で見事6位入賞を果たした。

内容の濃い1カ月

 昨夏に当時の3年生が引退した後は2年生だけで活動してきた同部。専門のコーチも月に数回しか顔を出せず、今大会用の振付が決定したのは本番直前の5月。小島部長は「今までで一番焦った大会でした」と振り返る。

 全国に進めなければ、その時点で引退。朝練の開始時間を早め、午後も「できるまでやる」を合言葉に、休み返上で練習に明け暮れた。また、今春に卒業した先輩も朝練に駆け付け、指導にあたってくれたという。

 同部が練習する武道場には、色とりどりの付箋が貼られている。気づいたことや注意点、意気込みなどを各々が書き込み、全員で共有できるようにした。「できると思ったらできる!」「絶対5人で全国へ」「着地の際の足とじ」「今を大切に」…、その数は壁一面を覆うほど。「これでまとまった部分もある。やって良かった」と部員らは笑顔で話す。

 全国高等学校ダンスドリル選手権大会は8月10日(土)・11日(日)に丸善インテックアリーナ大阪(大阪市港区)で開催される。「最後に全国に出場できて、全員の自信になった。皆さんに応援してもらえるよう、5人らしい演技をしてきます」と小島部長は話している。

さがみはら南区版のトップニュース最新6

市内全区で上昇率拡大

地価公示

市内全区で上昇率拡大

リニアと駅近で住宅需要増

4月18日

介護者居場所に自宅開放

相模台モンステラ

介護者居場所に自宅開放

県から表彰

4月18日

「ある」県内5自治体

災害時トイレ「独自指針」

「ある」県内5自治体

本紙が33市町村に調査相模原市は国基準で備蓄

4月11日

命名権の制限数を廃止

相模原市

命名権の制限数を廃止

財源確保へ1社多数も

4月11日

不便地域で乗合実験

県タクシー協相模原地区会

不便地域で乗合実験

市と協定、5月から

4月4日

登録数1,000件突破

さがみはらSDGsパートナー

登録数1,000件突破

企業や団体同士の連携も

4月4日

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 12月1日0:00更新

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook