神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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「青陵魂」は永遠に

公開:2020年3月26日

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 相武台高校と新磯高校の再編・統合により、2010年4月1日に新磯野の地で産声を上げた相模原青陵高校。これまでに2300人以上の卒業生を送り出し、地域からも愛されてきた同高が、今度は弥栄高校との再編・統合により20年3月31日をもって完校を迎える。「疾風怒濤」の如き歩みを辿った、同高について振り返る。

 単位制による全日制普通科高校として、「超え出ることの真理」を理念に掲げ、船出を迎えた相模原青陵高校。自己を表現できる生徒の育成、多文化共生教育の推進、地域との連携などに力を注いできた。生徒が「新たな歴史を作る」べく主体となって活動。学校の愛称である「SORA」やスクールキャラクター「そらちゃん」、シンボルマークや校歌の歌詞も自らの手で生み出した。

 特色のある授業も同高の魅力。「創作と表現」「情報とコミュニケーション」「多言語と多文化社会」など5つの「系」に分かれた選択科目が用意され、生徒は自分の興味や関心に応じて選択し、自分の夢の実現に役立ててきた。ダンスアンサンブル、映像作品の自主制作、Webページのデザイン、保育や福祉の現場での実習…、卒業生が多様な進路を選ぶ指針となった。

 学校行事にも全力で取り組むのが青陵高校の特徴。新入生オリエンテーションにはじまり、体育祭、文化祭、マラソン大会、表現活動成果発表会「紺碧の旗の下に」など、思い出に残るイベントが多かった。部活動でも輝かしい成果を残した。特にボクシング部の井上尚弥選手は数々の大会で優勝し、青陵の名を全国区に押し上げた。

 しかし、16年1月に県教育委員会が発表した県立高校改革実施計画により、20年3月に弥栄高校と統合されることが決定。現在の相模原青陵高校は、その歴史に幕を下ろすこととなった。

 今年2月には2つの完校記念行事が行われ、在校生・卒業生の垣根なく「オール青陵」の一体感を余すことなく体現してみせた。その式典でも紹介され、来場者の涙を誘ったある生徒会役員の言葉を最後に紹介する。「私が生徒会に入ったのは、みんなに青陵高校を統合させたのは間違いだったと思わせたいからです」
 

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