4日、5日に大凧まつり
本番向け、準備着々
4月25日
サウザンロード相模台商店街(古定謙一会長)では現在、商店街に加盟する店舗において、店主やスタッフの素顔が見えるポスター作成を進めている。新型コロナウイルス感染症の防止策としてマスクを着用していることにより、素顔が見えづらくなってしまった今だからこそ、「顔の見える商店街」をめざしたいという。
「サウザンロード相模台商店街」は、小田急相模原駅北口から独立行政法人相模原病院まで続く街区に沿った商店街で、相模台新栄商店会、相模台中央商店会、相模台商栄商店会の3商店会で構成される。その距離が約1Kmあることから、英語の1000(サウザンド)より命名された。現在も100軒以上が加盟。地元の人にとっては無くてはならない商店街として愛されている。
しかし今年は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、例年実施しているセールや集客を伴うイベントなども自粛。小売りや飲食・サービス業を多く抱える同商店街も打撃を受けた。
相模原市では商店街を支援するため、コロナウイルス感染症拡大防止対策や消費回復への取組に対し、「商業者団体支援補助金」を新たに制定。団体の規模に応じ、最大300万円の補助金を打ち出した。
その補助金を活用し、街に元気と活気を取り戻すための企画を模索していた同商店街。CM制作などを行う株式会社ハット(東京都港区)に「何かいいアイデアがないか」と打診したところ、店員さんの素顔を紹介するポスターの案が出たという。
「マスク姿で顔が見えない今、素顔のポスターはお客さんの入りやすさにつながる。さらに『顔の見える商店街』として話題にもなる。ぜひやってみたい」と考えた古定会長が中心となり、ポスター作成プロジェクトが動き出した。3商店会の会長や役員、株式会社ハットのスタッフも交え会議を重ね、方向性を確認。ポスターの大きさ、デザイン、各店舗のキャッチコピーを盛り込むことなどを次々と決めていった。
9月中旬からは同社が各参加店舗に赴き、取材と撮影を開始。10月末から11月初旬にはポスターがお披露目される予定となっている。さらにサウザンロード商店街のホームページでも紹介。全店舗の写真をまとめたアルバムも制作する。「少しでも商店街に活気と笑顔が戻ってくれれば」と古定会長は話している。
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