さがみはら南区 社会
公開日:2021.01.21
相模原市出身・冨永愛さんインタビュー(第4回) SDGs
相模原「ポテンシャル高い」
国際社会共通の目標「SDGs」について、相模原市出身のトップモデルで、2011年から公益財団法人ジョイセフアンバサダー、2019年から消費者庁エシカルライフスタイルSDGsアンバサダーとして活動する冨永愛さんのインタビューを第3回に続き紹介する。
女性が選択できる社会
―続いて、「ジェンダー平等を実現しよう」(目標5)をはじめとする複数のSDGs項目にも関わることですが、女性の社会進出について日本の現状と、めざすべき姿についてお考えを聞かせてください。
「日本は男女平等指数が先進国でもかなり低いので、これから少子化で人口が減っていくとなると、かなり重要な課題になってくると思います。じゃあ、平等にしていくのであれば何が問題かというと、女性のキャリア形成において、出産したら子どもを預ける場所が無い、出産したらキャリアを積んでいけないと、まずその問題に直面するわけです。そもそも、女性が活躍する場が少ないというのであれば、その席を確保しなければいけないと思います。女性自身も自分がそうなれる、女性でもリーダーになれるっていうことを、より自覚していける社会があるべきですよね。もちろんすべての女性がそうでなければならないというわけではなく、活躍したいと思っている女性に対して選択できる社会であってほしいと思います。選択ができないと、そもそもどうにもならないですね。子どもを社会全体できちんと育てていくことができるようにならないと難しい事なのかもしれません」
大きな未来見据えた計画を
―世界的に活躍されている冨永さんから見て、SDGsを踏まえて相模原のポテンシャルというのはどうお考えですか。
「ポテンシャルは高いと思います。大好きですよ、相模原。リニアが開通することも大きいですが、将来人が集まる場所になると思います。出入りが多くなると、もちろんゴミも増えていく、そういったところで相模原がSDGsに注力しているということは知っています。川も山もあり、というのは大きな魅力ですし強みだと思うんですよね。これから先、都心に住むということが重要じゃなくなってくると思うので、そう考えると相模原は都心に近いし、自然が豊かで子育てをしやすい環境ですから、未来は明るいように思います。相模原市には大きな未来を見据えて計画していってもらいたいなと思っています」
SDGsまず知ること
―SDGs実現に向けて根本的に必要なことは何でしょうか。
「SDGsとは何なのかをまず知ることだと思います。17項目あって、そこからもっと細かく分かれていますが、それが全部個人のことではなく、企業に向けた目標だったりしますが、全て実行しようとすると大変なことなので、自分が気になるところ、身近なところから着手していくのがいいんじゃないかなと思っています」
【第5回へ続く】
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