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さがみはら南区 教育

公開日:2022.02.24

MOA相模原市児童作品展
山添陽南子さんが最高賞
入選作品  3月13日まで展示中

  • 賞状を手に笑顔を見せる山添陽南子さん

  • MOA美術館奨励賞を受賞した山添さんの作品「日光の思い出見せ合いっこ」

 昨年は新型コロナの影響で中止となった「MOA美術館相模原市児童作品展」が、今年はホームページ上で開催された。夏休み期間に市内小学生から絵画を募集。市内19校から675点が寄せられた。審査の結果、入賞48点、入選171点が選ばれ、2月16日から3月13日まで相模原教育会館(中央区富士見)で展示されている。



 今回の作品展で最高賞となるMOA美術館奨励賞を受賞したのが、谷口台小学校6年の山添陽南子さんだ。



 受賞作品のタイトルは「日光の思い出見せ合いっこ」。修学旅行で訪れた日光東照宮で、マスクをした2人の女児がお土産の御守を見せ合いしている姿を鮮やかな水彩で描いている。「コロナ禍で様々な制約がある中でも、修学旅行に行けたことが本当にうれしかった」と話す山添さん。夏休み前からアイデアを練り、構図や色合いなど何度も直しながら描き上げた作品だ。



 幼い頃から絵を描くのが大好き。幼稚園の時に両親にお願いして絵画教室に通わせてもらったという山添さん。そこで出会ったのが、麻溝台にあるミツタ絵画教室の満田幸子先生だった。満田先生の指導もあり、絵画の魅力にどんどんのめりこんだ山添さん。「気づけば他の習い事も全部やめてしまった」と笑う。



 小学生を対象とした同作品展には、小学3年生から応募。3年時は佳作、4年時は金賞、5年時はコロナの影響で中止なったため、最後の挑戦となった今年、見事に一番良い賞に輝いた。



 「ずっとチャレンジしてきた作品展で最高の賞をもらえて感動した」と話す山添さん。満田先生も「本当に頑張り屋。お弁当を持参して、一日中、画材に向かっていた日もあった」とその努力には舌を巻く。



 実は他にも第21回カナガワビエンナーレ国際児童画展でカナガワ賞を受賞、第52回世界児童画展でも入選を果たすなど、数々の受賞歴を持つ山添さん。「今後もずっと絵を描き続けて、結果として良い賞が取れれば」と笑顔で話している。

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