さがみはら南区 トップニュース経済
公開日:2023.05.04
相模原YEG
市長へ「政策提言書」
子育て、街創りなど30項目
相模原商工会議所青年部(相模原YEG)は4月25日、「子育て政策、教育政策、街創り政策について30の政策提言」を本村賢太郎市長に提出した。地域経済の活性化を図るため、人・企業・情報・お金を集めて経済を回す具体策をまとめた。
相模原YEGが市への提言書を取りまとめるのは初めて。この日、相模原市立産業会館で同青年部の松下龍太会長が本村市長に手渡す手交式があった。
提言書の中では相模原市の現状について、自然環境に恵まれる中、交通インフラの整備が進んで都心へのアクセスが良い交通の要所である一方、▽多くの市民は自然環境を利用していない▽多くの市民は不自由を感じていないが、特色がないため、魅力的な街と感じていない▽未来の可能性を感じているものの、具体的な構想がないため、大きな期待を抱いていない--と指摘。地域経済の循環を図るために計30の具体策を盛り込んだ。
子育て政策の分野では例えば▽高校3年生までの医療費無料化▽第2子以降の保育料無料化▽部活動の道具寄付制度の創設--など家庭の負担を抑える政策を中心に提言。また教育政策では▽STEAM(科学・技術・工学・リベラルアーツ・数学)教育文化の醸成▽緑区にSTEAM教育を重視した市立高校の設立などを盛り込んだ。
街創り政策では、自然や景観を生かした上で一大リゾートキャンパーズ・パラダイス「津久井バレー構想」を打ち上げた。国道413号線沿いのキャンプ場を活用するため、食材販売の拠点づくりや案内看板の統一化などを掲げ、BBQ文化の醸成を盛り込んだ。そのほか、ゴルフ場や公園の景観を活用した高級住宅地の形成、上溝夏祭りを日本一の江戸祭りにする案を提言した。
提言書の最期に「今こそ相模原は新しいビジョンを持って人・企業・情報・お金が集まってくる街創りを図るべき。ただの『まちづくり』ではなく、賑わいを創出し、未来を創造する『街創り』」に取り組むべきとして「相模原YEGは賑わいを創出するとともに、これからも行政と手を携えていきます。世界最強の商人(あきんど)になります」と結んだ。
手交式で松下会長は「微力ながらも相模原市をより良くしたいとの思いで作り上げた。提出して終わりではなく、この中身を議論し、ブラッシュアップしながら相模原の未来を考えていきたい」とあいさつ。
提言書を受け取った本村市長は「これからの相模原経済は皆さんが引っ張っていく。私たち市も伴走してしっかり支援していきたい。皆さんの提言を生かして、相模原をワクワクする街にして、選ばれる街にしていきたい」などと話した。
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