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公開日:2026.04.02
松南自治会 防災井戸を設置 災害備えに危機感
災害時に生活用水として使える防災井戸が松南自治会館(松が枝)に設置され、3月21日にお披露目式が行われた。自治会法人松南が相模原市の補助金を使い設置したもの。同自治会の荒俣大(おおき)会長は「災害対応が弱いことが自治会の課題だった。生活用水の確保ができ意義のある取り組みになった」と話す。
これは相模原市の自治会集会所防災井戸設置のモデル事業。総工費の3分の2、上限400万円を市が補助するもの。相模原市自治会連合会から市に要望し、2025年度から実施。同自治会と千代田7丁目自治会(中央区)が設置している。
生活用水確保に
松南自治会館前には、深さ30メートル、毎分60リットルの揚水可能な井戸が設置された。総工費は約500万円。
お披露目式には本村賢太郎市長をはじめ地域住民、関係者ら約50人が訪れた。荒俣会長は「自治会は災害時の対応も求められる。特に『トイレが大変だ』という話を聞いていたので生活用水の確保は頭にあった。皆で大切に使いたい」と語る。
初めて井戸に触れたという染谷伊織さん(当時小学4年)は「井戸を本の中でしか見たことがなかった。押してみると思ったよりだいぶ重い」と話した。同所の防災井戸は平時も地域活動や学習に使用していく予定。飲用はできない。
防災井戸81カ所
今回のように、個人や企業などが所有する井戸を災害時の応急用の生活用水として使える「災害時協力井戸」は市内に81カ所登録されている(25年3月31日現在)。
東日本大震災の被災地支援の経験から、相模原、町田で防災井戸の普及活動を行う柴田正隆さんは「自治会単位での設置は非常に重要」と語る。柴田さん自身も経営する会社の事業所、市内2カ所に防災井戸を設置している。「水がないと衛生的な生活が保たれない。今のトイレならバケツ半分の水でも流せる。防災井戸の設置を市内でもっと広めていくべき」と力強く語る。
市は能登半島地震を教訓に「水の確保」に重点を置いた防災対策に取り組んでいる。水源確保が必要な区域を調査し、25年度には向陽小、横山小、星が丘小への防災井戸の整備を進め、26年度も1カ所整備する予定。
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