保土ケ谷区 社会
公開日:2026.05.21
横浜国大池島ゼミ 磯焼け改善へ一歩 厄介者の魚 料理で提供
横浜国立大学経済学部池島ゼミは5月16日と17日、同大学で開催された清陵祭でアイゴを使った料理を販売した。
アイゴは体長30cm前後の魚で、主に沿岸の岩礁に生息。水温上昇によって生息分布が広がり海藻類を食べ尽くすことで、海洋生物の成長に欠かせない藻場を消失させる「磯焼け」と呼ばれる現象を引き起こす一因になっている。内臓が臭く下処理に手間がかかることなどから、市場に流通しない「未利用魚」となっている。
池島ゼミは、同大学の臨海環境センター=真鶴町=から、「城ヶ島・真鶴海域で藻場を再生する取組を行ったが、アイゴに藻を食べられてしまった」という話を聞いた。磯焼けの改善に貢献できればと考え、アイゴを使った料理を清陵祭で販売することにした。
アイゴのおいしい調理法を行政のほか、かまぼこメーカー「鈴廣」=小田原市=などに相談。油で揚げればおいしいことが分かり、ハンバーガー、からあげ、フィッシュアンドチップスの3品に決定した。
料理に使うアイゴは神奈川県産を検討したが、流通面などから断念。東京都内の企業を介し、長崎県対馬産のアイゴを調達した。調理監修や商品開発は、クラフトビールメーカー・横浜ビール=中区=が協力。池島ゼミは昨年12月に商品の試食会を開催し、参加者の感想などを参考に3品を完成させた。
清陵祭に出店した池島ゼミのブースには行列ができ、来場者からは「脂が乗ってうま味が強い」など喜びの声があった。また、小田原市で水揚げされたアイゴを展示し、来場者の興味を引いた。池島ゼミの木野田圭亮さん(4年)は「SDGsへの意識を高める機会にもなった。自分たちの取組が広がり、神奈川でも磯焼けの問題が改善されれば」と話した。
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