「橋本の歴史を知る会」(関根和行会長)はこのほど、地元の歴史・文化財の紹介を一冊の本にまとめた「橋本の歴史 ガイドブック」を制作した。「橋本に住んでいる人たちにもっと地元を知ってもらい、愛着を持ってもらいたい」との思いから作られたこのガイドブック。3月8日(日)に橋本公民館・ソレイユさがみ(イオン橋本店6階)で開催される「橋本公民館まつり」で先着700人に無料配布する予定だ。
同会は2011年9月、関根会長、橋本在住の井上堅一さん、廣澤英雄さん、金山勝郎さんの4人の発起人と橋本公民館で地元の歴史講座などを受講している20人程が集まって発足した。
発足後の2013年2月、橋本の歴史を多くの人に知ってもらおうと、橋本地区にある36点の文化財を紹介する「橋本の文化財〜おさんぽマップ」を制作。文化財の由来、地域の歴史などが記されており、文化財を歩いて見学できるように「おすすめ おさんぽコース」が掲載されている。1万5千部製作したこのマップは、地元の自治会に加入する約1万世帯に無料で配布した他、公民館や地域の小・中学校にも寄贈した。その後「もっと詳細を知りたい」といった要望や、コースの説明、案内を依頼されることも多々あるなど好評を博しているという。
今回製作した「ガイドブック」は、そうした声に応えようと、おさんぽマップを作る際の資料に加え、会員である安部朋子さんが集めた資料を基に、文化財のより詳しい解説を掲載。さらに、橋本ができる前から現在までの歴史や一口メモ、昔の地図などを追加して、約100ページにまとめた。完成までに約1年半を要し、相模原市の地域活性化交付金を使って、1300部を制作した。
ガイドブックは、3月8日に橋本公民館・ソレイユさがみで開催される橋本公民館まつりで先着700人に無料配布する予定(午後1時〜)。さらに地域の公民館や小・中学校にも配布する他、「待ち時間に読んでもらえれば」と地域のクリニックなどにも配る予定だという。関根会長は「橋本は開発が進み、新しく住む人も増えている。自分たちが住む郷土の歴史をぜひ知ってもらいたいし、知ることで地元により愛着をもってもらいたい。マップ、ガイドブックを片手にぜひ地域散策をしてもらえれば」と話している。
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