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橋本小 アスレチック復活へ 来年度完成へ児童が奮闘

教育

公開:2022年10月6日

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緑区の自然などをモチーフにした新しいデザイン案
緑区の自然などをモチーフにした新しいデザイン案

 橋本小学校(佐藤美佳校長)で約40年にわたり使用されてきた校庭のアスレチック。老朽化により撤去されたアスレチックを「新たに作りたい」と5年生を中心にプロジェクトが進行している。現在、児童は新設のためのデザイン、資金調達の方法などについて検討を進めている。

 橋本小のアスレチックは1984年に設置。以来、校庭のシンボル的な遊具として多くの児童に愛されてきた。「橋本小と言えばアスレチック」「一番人気の遊具」と児童は口を揃える。しかし、老朽化により今年6月に撤去。そのような中で、5年生が「新しいアスレチックを作れないか」と教師に相談。教師は児童と話し合い、5年生の今年度の「総合的な学習の時間」のテーマをアスレチックの新設にした。さらに同校が来年度、開校50周年を迎えることから「50周年アスレチックプロジェクト」として6月から本格的に新設へ動きだした。

緑区をイメージ

 新しく作るアスレチックのデザイン案は佐々木心美さんの案を採用した。佐々木さんのデザイン案は、緑区をイメージして作成。緑区に広がる山々をイメージした石山、相模川をモチーフにしたすべり台、石山の中を通る土管は開通予定のリニア中央新幹線が駆け抜けるトンネルに着想を得た。石山の頂上には展望ベンチ、ターザンロープなどもあり、「自分が楽しめるものを考えて作りました。こんなのがあったらいいなというイメージがみんなにも広がってうれしい」と話す。

 新設に向けて児童は「神奈川県と言えば、地域のみんなで作った橋本小のアスレチックと言ってもらえるようにしたい」「100周年記念まで愛され、大切にされるアスレチックにしたい」と夢を描く。さらに「入学してくる1年生に少しでも楽しいと思ってもらえるものを作って、遊んでほしい」とも話す。

地域・学校に愛着を

 現在、児童は毎週水曜、木曜の総合の授業や放課後などを使って活動している。9月28日にはアリオ橋本の担当者が同校を訪れ、宣伝方法について意見交換をした。当日は地域の人にプロジェクトの活動を広く知ってもらうために、児童が宣伝案を提案し、周知へ協力を求めた。

 今回のプロジェクトについて同校では「自分たちの活動に協力してくれる大人との出会いを通して、キャリア意識や地域・学校への愛着を抱き、今後の人生に役立てて欲しい」と話す。今後は地域への寄付のお願いや、ベルマークを使った資金集めの方法を検討し、来年度の完成を目指す。

アリオ橋本の担当者とプロジェクトの宣伝について意見を交わす児童
アリオ橋本の担当者とプロジェクトの宣伝について意見を交わす児童
6月に撤去された遊具
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