さがみはら緑区 政治
公開日:2023.07.06
「対話」で切なる声を聞く
市議 谷川洋(ひろし)さん 33歳
▽鹿児島で県議会議員を務めていた祖父を持つ。まちを歩けば声を掛けられ、頼りにされる祖父。忙しくても家族を大切にする優しい祖父の姿を見て育ち「次第に憧れを抱くようになった」という。大学卒業後、議員秘書を10年間務め、今春の市議選に満を持して立候補。初当選した。「自分は市民の代表。初心を忘れず、市民の声にしっかり耳を傾け、『一番身近で頼られる政治家』を目指していく」と誓う。
▽兄の影響で小学1年から始めたサッカー。昼夜、ひたすらボールを追うほど熱中し、高校時代には全国大会も経験した。膝の故障もあり高校で引退したが、仲間の大切さや忍耐力を学んだ。「完全燃焼した」。そう語る表情は清々しい。今では週に1回、仲間と過ごすフットサルの時間が息抜きにもなっている。
▽「子育てや医療、市民サービス充実のためにも財政の回復が急務。その起爆剤になるのがリニアかもしれない」と神妙な面持ちで語る。相模原の未来を変えるためにもまず大切なのは「対話」だと説く。市民の本当の悩みは何か。何を求めているのか。「全ては対話から生まれる」。その切なる声を聞くため、今日もまちを歩き続ける。
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