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さがみはら緑区 社会

公開日:2023.11.23

津久井消防署
林野火災、注意呼び掛け
登山道などに標識設置

  • 陣馬山の登山道に設置されている標識

 津久井消防署ではこのほど、登山道やハイキングコースなど49カ所に林野火災防止標識を設置した。寒さが増し空気が乾燥する時期に入り、火災の危険性が高まることから同署では注意を呼び掛けている。

 林野火災は、たき火やタバコ、火入れなど、人為的原因による発生が主なことから、人目に付きやすい登山道の入り口付近などに標識を設置。入山者やハイカーの視覚に訴えることで、防火意識を高めてもらうことが狙い。

 同署によると2023年の林野火災の発生件数は2件。前年は1件だった。林野火災は燃え出すと広範囲に延焼拡大し、鎮火するのに時間を要する。21年に栃木県足利市で起きた林野火災では、鎮火するまでに1カ月弱を要した。

 同署の担当者は、「山林火災を防ぐために、枯れ草があるような場所ではものを燃やさない。強風や空気が乾燥している時はたき火をしない。もし行う場合は、その場を離れず、完全に消火する。タバコのポイ捨てをしない。そういったことで火災を防ぐことができる」と対策を説明する。続けて「これからの時期は空気が乾燥し、枯れ草や枯れ葉が多くなる。火災の危険性が非常に高くなる時期に差し掛かるので、火の扱いには十分に注意してほしい」と話している。

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