戻る

さがみはら緑区 人物風土記

公開日:2025.07.31

さがみはらロボットビジネス協議会の会長を務める
藤本 恵介さん
中央区在住 53歳

相模原をロボットのまちに

 ○…ロボットを軸にしたビジネス支援やロボット推進のため、2014年に設立された同協議会。現在は約60社が加盟する。今年4月に会長に就任。「労働人口が減少する中でそれを補填(ほてん)する一つがロボット。開発する企業、活用する企業の両方が相模原にはある。それをビジネスに導いていくのが私の使命」と話す。「みんながハッピーになる仕組みを作りたい」と力を込める。

 ○…学生時代から車が大好きで、自動車関連の企業に就職。30代で独立し、エンジンやレーシングカーの設計などに携わってきた。その後、世間でサービスロボットが普及すると、そちらにも重点を置くように。自社では企業の少人数化、省力化の手段の1つとしてロボットの導入を提案している。「AIと結びつくことでロボットの可能性はさらに広がる」と期待に胸を膨らませる。

 ○…横浜市で生まれ、相模原市で育った。上溝小、上溝南中と進み大学は工学部へ。学生時代はガソリンスタンドのオープンスタッフとしてアルバイトに熱中。会社に意見できるまでになると仕事の楽しさを知り、「自分の会社を作ろう」とぼんやり描くように。32歳で独立、35歳で法人化と描いた通りの道を進んできた。座右の銘は「意志あるところに道は開ける」。振り返るとまさにその通りの半生だ。

 ○…協議会は6月に市と総合建設会社の戸田建設と協定を締結。市役所でエレベーターを活用したロボットの実証実験の準備を進める。「とても良い話ができている」と手応えを口にする。時代もロボットも進化が著しい中で、「会も常に変化し地域に恩恵のある活動がしたい」と意気込む。そして思い描く。「それができて人や企業が集まってきた時、相模原がロボットのまちになる」

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

さがみはら緑区 人物風土記の新着記事

さがみはら緑区 人物風土記の記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS