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さがみはら緑区 人物風土記

公開日:2025.08.28

FIBA3x3ワールドカップ2025に出場した
井後 健矢さん
南区在住 30歳

「挑戦」する度、大きく開花

 ○…今大会12位で終えた自身初のワールド杯出場。身長198cmの自身より、さらに高い海外選手の素早く力強いプレーに「一筋縄ではいかなかった」と世界との壁を痛感。だが日本の「スピードとチームの連携に手応えも感じた」とも語る。ベスト8入りは逃すも上位の国に競り勝つなど、逆境の中で成長したことを実感。「ロス五輪で金メダル。その思いを一層強くした」と語る。

 ○…大阪府出身。バスケを始めたのは小学6年生だが、実は遅咲き。中学時代は補欠でもない「応援団長」だった。それでも恩師に頼み込み、高校は高知県の有名なバスケ強豪校へ。練習量とレベルの高さに「超後悔した」が、厳しい環境が自身を成長させた。入部以来、先輩のプレーを見て、真似ることを徹底。その技術を言語化しノートに書くほど研究した。「ある日、急に同じプレーができるようになった」とその感覚は忘れない。3年生で初レギュラーを獲得。チームを県大会準優勝に導いた。

 ○…「唯一みんなとゆっくり話せる時間」と食事を大切にしている。スペイン留学中やアジア杯大会期間中も、自ら選手やスタッフに声をかけ食卓を囲んだ。「仲間として戦うのか、仕事として戦うのか。ビッグゲームを勝ち切るにはチームワークが絶対必要」が持論。アジア杯では男女代表選手が互いに応援し合う光景があったという。

 ○…世界に挑戦するため相模原プロセスに所属して1年。年間数十カ国の海外遠征をこなす。「日本人の礼儀の良さ、文化の素晴らしさに気がつき、誇りが芽生えた」と語る。クラブの目標は世界最高峰の大会である「マスターズの優勝」。「チームからさらに新たな代表選手が生まれるように、経験を伝えていきたい」と力強く語った。

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