さがみはら緑区 社会
公開日:2025.10.14
青野原
農とエネルギーで地域活性化
「テーマパーク化」目指す
さがみこベリーガーデン(青野原)で10月4日、「たまエンパワー生活クラブ前戸発電所」の竣工式が行われた。
この施設はたまエンパワー(株)、(株)さがみこファーム、生活クラブ生活協同組合4単協(神奈川、東京、埼玉、千葉)6者によるたまエンパワー生活クラブ前戸発電(株)によるもの。
当日は、地元住民や関係者ら約100人が訪れた。あいさつに立った山川勇一郎代表取締役は竣工に至るまでの経緯を説明し、地権者や工事関係者に感謝を述べると、「これからこの場所で食とエネルギーのテーマパーク化を進めるべく、農業とエネルギーの生産を通した地域との交流、農業者の育成、そして春から秋にかけて果物狩りが楽しめるようにしたい」とビジョンを表明した。
竣工のお祝いに駆け付けた本村賢太郎市長は「皆さまに愛される新しいスポットができることに期待したい」などと話した。同地ではレモン、ブドウ、イチジクを作る予定という。
地域に貢献
ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)は農地で農業をし、その上にソーラーパネルを設置する取り組み。さがみこファームでは2019年からソーラーシェアリングに取り組む一方で、「このところ太陽光パネルへの風当たりが強いと感じている」と山川代表は言う。「ソーラーシェアリングは、農地で農業をしてその上にパネルを設置するというもの。農地を生かして地域活性化に貢献できる取り組みであり、ただパネルを設置するだけのものとは全く違う。地域活性化になるこの取り組みを地域と一緒になって育てていきたい。そして、相模原発で誇れる取り組みにしたい」と話した。
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