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さがみはら緑区 文化

公開日:2025.10.30

野外バレエフェス
相模湖を背に神秘的な舞台
「劇場にはない感動があった」

  • 相模湖を背に設置された特設ステージ。園内はいつも以上の人でにぎわいを見せた

  • 白鳥の湖のワンシーン©吉川幸次郎

さがみ湖野外バレエフェスティバルが10月18日、19日に相模湖公園で開催された。19日は雨により一部のイベントが中止となったが、バレエ公演には18日・約1500人、19日・約1200人が来場した(主催者発表)。

「バレエのまち相模湖」を目指して活動する相模湖芸術・文化のまちづくり実行委員会が主催。当日はファッションショーや子どもバレエ、日大明誠高校のダンスパフォーマンスなどのステージ企画、園内では体験イベントやワークショップが行われ、キッチンカーも多数並びいつも以上のにぎわいを見せた。

18日には、黒岩祐治県知事や本村賢太郎市長らがロマンティックバレエの名作『ジゼル』を鑑賞。ダンサー陣の迫真の演技に公演後にはスタンディングオベーションで賛辞を送っていた。

黒岩知事は文化・芸術の力で人を引き付け、地域ににぎわいをつくる取り組み「マグカル」を引き合いに出し、「バレエをやることで相模湖にみんな集まってきた。これだと思った」と冒頭であいさつ。公演後には「大感激の一言。湖を背景に神秘的な雰囲気での『ジゼル』、特に後半の墓場のシーンは風景とマッチしてゾクゾクするような劇場にはない感動があった」と興奮気味に話した。本村市長は「地域の皆さんのおかげで9年ぶりに開催できうれしく思う。室内にはない演出も良かった。引き続き文化の発祥の地として県と連携してやっていきたい」と意欲を見せた。

イベントを振り返り、総合プロデューサーを務めた吉野勝恵さんは「19日ラストの『白鳥の湖』は途中で雨が降り出して中止となってしまいましたが、どんよりとした空と湖を背景に、薄明りの照明がロットバルトという悪魔に白鳥にされてしまったオデットの悲しい物語を、まさにこの相模湖を舞台にこの場所での出来事と勘違いするような臨場感を醸し出しておりました。残り数分間の白鳥達の演技をご覧いただけず、自然を舞台にするリスクの大変さを痛感した野外フェスティバルでしたが、『楽しかった』『素晴らしい舞台だった』とたくさんの方々のコメントに救われました。ありがとうございました」と話した。

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