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さがみはら緑区 文化

公開日:2025.11.06

虫害乗り越え開花
湘南小 カワラノギク花見会

  • カワラノギクを観賞する児童

 湘南小学校(篠原潤子校長)でカワラノギクの花見会が10月30日、学校近くの相模川河川敷にある圃場で開催された。

 このカワラノギクはカワラノギクを守る会が2001年から維持管理しているもの。児童も会の活動に協力し力を合わせて育てている。花見会には児童のほかに地域住民、同会のメンバーらが訪れた。

 今年は10月中旬に虫が大量に発生し、圃場の花を食い散らかすというアクシデントが起きた。同会の長谷川兌(とおる)会長は「今年のできは昨年より数段に良かったのでショックだった」と振り返る。当日は虫害の無かったエリアと食べられずに咲いた花を中心に観賞。児童は「虫に食べられて無理かなと思ったけど少し咲いて良かった。今年の花は去年に比べて背が少し高めかな」などと話した。

 花見会の前には3・4年生が『カワラノギクの宿題』と題した劇を披露。スズメ、花、ダム、丸石に扮(ふん)した児童が、城山ダムができたことで丸石がせき止められ花が絶滅寸前になったと解説。しかし、ダムのおかげで安心して暮らせるようになったとも話し、共存を考えることが「私たちに出された宿題。すぐに答えは出ないけど、それまでカワラノギクを守り続ける」と誓った。

 カワラノギクは相模川、鬼怒川など一部地域に生息しており、絶滅危惧種に指定されている。

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