さがみはら緑区 人物風土記
公開日：2025.12.25
地域おこし協力隊として中山間地域のデジタル化支援に尽力する
高濱 晃平さん
名倉在住 32歳
デジタルの強み 地域振興に
○…今年の10月から地域おこし協力隊の隊員として森のイノベーションラボＦＵＪＩＮＯを拠点に活動中。ＩＴ企業でＷＥＢマーケティングに携わってきた経験を生かして中山間地域のデジタル化を支援する。着任から２カ月ほどが過ぎ「まだまだデジタル化が進んでいない。スマホの基本操作など初歩でつまづいている人が多い印象」と話す。実際に住民と一対一で向き合いながら、課題解決へ導いている。
○…隊員の仕事を「楽しい」ときっぱり。会社員時代はコロナの影響で業務はフルリモートだった。人と対面せずにコミュニケーションもない中で、「モヤモヤしたものがあった」と振り返る。真逆の仕事を探していた時に見付けたのが地域おこし協力隊。「実際に地域の人と一緒に仕事ができるし、性格的にこっちの方が合ってますね」と白い歯を見せる。
○…福島県喜多方市の出身。高校までは地元で過ごし進学を機に上京。大学ではマーケティングを学んだ。社会人になってからトライアスロンを始め、現在もトレイルランや登山を好むアウトドア派。隊員になる前から相模原の山にはよく来ていたと言う。「その時から相模原に生活拠点を置いて働きたいと思っていた」と明かす。休日はやまなみ温泉のサウナで息抜き。「外気浴もできて最高です」と声が弾む。
○…相模原の魅力と移住体験をテーマにブログとラジオで毎日情報を発信している。「発信しないと知ってもらえない」と使命感がみなぎる。「ちりも積もれば山となる。それが積み重なりブランディングや集客につながる」と真意を語る。移住者の視点で相模原を「自然豊かで地域の人も優しく生活しやすい」と評すると、「このまま住み続けたいなと思いますね」とにっこり笑った。
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