長く、由木村の役場があったのが、下柚木にある永林寺だ。古くは、寺子屋が寺内に設けられていたこともあるなど、村の「中心」だった同寺。
小倉英利住職=写真=は「一面、田畑だった由木村のなかで、一番目立つ建物でもあったんですよ」と話す。
現在も、同寺は地域住民にとって欠かせない存在だが、近年は別の顔をみせるように――。
小倉住職が駒澤大学出身ということもあり、箱根駅伝の強豪である同大学陸上競技部を支援しているのだ。毎年、3月に新入生の「座禅合宿」の場として寺を提供するなど協力し、小倉住職は毎回欠かさず、箱根駅伝で力走をみせる同大学ランナーの応援に向かっているのだという。
「今年は10月に立川で行われる予選会にまわることになって残念ですが、もちろん応援に行きますよ」と小倉住職は力を込める。
今も昔も頼られる――存在だ。
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