八王子 社会
公開日:2026.01.01
午年
ふれあい 心やすらぐ
市内福祉施設が法政大へ
北野町の放課後等デイサービス「ハートマーク」(NPO法人さがみこども福祉会)が昨年12月13日、法政大学多摩キャンパスにある馬術部の厩舎を訪れ、サービスを利用する重症心身障害児らが馬とのふれあい体験を楽しんだ。
馬に触れたり餌やりなどを通じて子どもたちの心が安らぎ、また新しい体験を通じて感情の幅が広がるきっかけになればと、同大佐野竜平ゼミのホースセラピープロジェクトチーム(村上みどりさん、杉浦悠司さん、山田真愛さん/いずれも3年生)が、馬術部の協力を得て企画。山田さんが同法人でアルバイトをしている縁から、今回の訪問が実現した。
障害が重く、車いすを使用している子どもも多いことから、村上さんたちは事前に厩舎に車いすを持ち込み、通路の幅や段差、馬にどれぐらいなら近づけるかといったポイントを検証するなど、同法人と緻密に連携を取りながら準備を進めてきたという。
愛らしさに笑顔
当日は身体・知的障害や重症心身障害のある子ども9人と同法人のスタッフが厩舎を訪れ、ミニチュアホースにニンジンをあげたり=上写真=、馬房で過ごす馬の様子や馬場で馬術部が練習している光景などを見学した。参加者は餌を求めて顔を寄せてくるミニチュアホースをなでながら、その愛らしさに笑顔を浮かべていた。
村上さんは「幼稚園児を招いて実施したことはあったが、障害のある子どもたちをアテンドするのは初めてだったので心配もあった。子どもたちのペースで無事に実施することができて良かった。この経験を後輩たちにも伝えていきたい」と感想を話した。
催しの最後には、参加者たちからこの日の感謝を込めて、ニンジン1袋が馬術部に贈られた。ハートマークの大房朋文所長は「(施設として)馬とふれあう体験は初めて。子どもたちが安全に馬とふれあうことができるように、学生たちがさまざまな配慮と準備をしてくれた。大きな動物を近くで見ることができて、子どもたちの感性が刺激される良い経験になったと思う」と感謝を述べ、「2026年は午年。さまざまなことがウマくいく、飛躍の年にしていければ」と抱負を語った。
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