「編さん」で膨大な資料
八王子自治研究センター(元本郷町/藤岡一昭理事長=写真)は10月20日(土)、八王子労政会館(明神町)で「公文書館(機能)、公文書管理条例を考えるシンポジウム」を開催する。入場無料。
「公文書は市民の宝。宝を次世代へ」。元市役所職員の藤岡さんは訴える。
同センターも協力した市制100周年・八王子市史編さん事業は昨年3月に終了(31冊を発行)。10年間の編さん事業で13万点以上の資料や1万8000点を超える旧役場文書などが寄贈・借用された。「それらは今後、どう保存・管理・公開されるのでしょうか?歴史資料は日々生み出され、行政文書などは市民の財産として、適切に扱われなければなりません」。当日はこの事業の成果と課題、公文書の管理・公開について考える。
「条例制定を」
基調講演は八王子市史編集委員会のメンバーだった新井勝紘氏(元専修大学教授)が担当。パネルディスカッションには八王子市副市長の木内基容子(きよこ)氏も参加する。
公文書の管理について現状、八王子市に規程はあるが条例はない。藤岡さんは「市の公文書を市民の財産と考え条例の制定を真剣に検討すべき」と話す。藤岡さんによると全国の自治体で条例があるのは20ほどだそう。(問)同センター【電話】042・626・7714
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