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荒井呉服店建替え工事 現店舗は31日まで
「いよいよこの店舗も31日までです。『最後にもう一度』と足を運んでくださる方もいらっしゃいます。ありがたいことです」(荒井哉子(かなこ)社長=写真)
甲州街道沿いにある老舗「荒井呉服店」(八日町)が来月から建替え工事に入る。新店舗は同じ場所に2021年春の竣工予定。その間の2年は現店舗からおよそ400mのところに仮店舗を設け、売り場面積は縮小するものの「これまで通りの内容、サービス」で営業する(4月中旬開始を予定)。
大正元年創業で107年の歴史を誇る。現店舗は60年程前に建てられた。
昭和に隆盛を極め、その手法を学びに地方から修行に訪れる若者も多くいたほど。平成に入り世間の環境は変化するもこれまで作り上げた実績と信頼は根強く、今も多くの「ファン」を抱える。
今や通りで唯一と言われる縦長の造り(奥行60m)、時代を象徴するシャンデリア、振袖が豊富に揃う2階への階段(かつては赤色)…。「今週末はよかったら遊びにいらしてください」
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