野立 徐々に規制
八王子で多くの屋外看板を手掛ける地元業者(株)アトラス広告社(館町)は今月創業50年。その道のプロ、近藤淳(あつし)社長=写真=に同社の歴史とともに「看板」の過去や未来を聞いた。
「50年前というと野立看板が全盛。土地も多くありましたので」。先代が日野市にある同業から独立。高度成長期の中で事業は順調にスタートした。「それがだんだん行政による規制が入るようになります。看板の高さ、設置場所など厳しくなりました」。そこで同社は店舗や企業の看板製作の割合を増やし成長を続けた。
電子も
そして5年前、未来を見据え新たな展開を始めた。スマホで管理ができるオリジナルの電子看板(デジタルサイネージ)の開発だ。「液晶でなくLEDで。そこまで微細にできませんが、耐久性があり屋外には向いている」。近藤さんは現在この仕組みを広げようと全国を奔走している。
ペンキ、カッティングシート、インクジェット、そしてデジタル。その表現手法は時代にあわせ変化してきた。「いつも自分で『世の中から看板がなくなったら?』と考えてみるんです。そうしたらどこが駅かもわかりませんよ。だから看板はずっとあるもの。時代に対応していきたいです」
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