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八王子版 公開:2019年10月31日 エリアトップへ

注目の南大沢エリア 転入者が増加中

社会

公開:2019年10月31日

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 八王子の南部、南大沢エリアへの注目が高まっている。ヨーロッパ風の建物が立ち並び、地盤が厚いことから災害に強い街との声もあがるため、転入者が増えているようだ。昨年には同エリア内多摩ニュータウン通りの一部が東京五輪の自転車ロードレースコースとして使用されることが決定。地域への注目度を増す要因となっている。

開発も進む

 エリアの中心地的存在、京王線南大沢駅近くでは開発も進む。

 その一つが医薬品ジキニンシリーズなどで知られる全薬工業株式会社(文京区)の研究開発施設だ。現在、2021年4月以降の本格稼働を目指し、建設が進められている。「文京区にある本社への交通アクセスが良く、水害などの心配の少ない環境ということで南大沢に。緑が多いのも良いですね」と移転準備を進めている同社の幕内智之さんは話す。

 建物は延べ床面積約1万4000平方メートル、高さ26Mの鉄骨造で、同社が取り扱う医薬品や健康食品の効果、安全性などを調べる施設になるのだという。施設には常時約100人の研究員が在籍する予定と言い、この研究開発施設の建設は街の賑わい向上にもつながりそうだ。

救急対応の動物病院も

 また、その全薬工業の工事現場隣のヤマザキ動物看護大学内には来年4月、犬・猫を専門とする24時間対応の動物病院(ER動物医療センター八王子)ができるのだという。

 現在、都内で3院を開いている「アニマルメディカ」(岩瀬仁代表)が4院目とする施設で、診療は全てかかりつけ医などからの紹介のみ、整形外科や腫瘍など、それぞれの分野の専門医を配置することで「他院では診ることのできない動物たち」に対応する方針という。岩瀬代表は「使い勝手の良い病院にしていきたいと思います」と話している。

 同エリアをみるUR都市機構の渋谷雅史さんは「約30年前と比べ大きく発展した街。今後も少しずつ賑わいを増していくと思います」と笑顔をみせている。

21年4月に本格稼働する予定の全薬工業施設のイメージ
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ER動物医療センター八王子の信田卓男センター長。麻布大学名誉教授でもある
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