発起人松野さん
「八王子コロナ困りごと相談会」が2月26日(金)、27日(土)に開催される=トップ記事で紹介。「相談会」は多摩地域で6回目の実施。その発起人でこれまでの5回を知る松野哲二さん(72)=写真=に話を聞いた。
府中市在住の元機械工である松野さんは2009年、リーマンショックを受け職を失った人たちのために有志と「府中緊急派遣村」を立ち上げた。今もその共同代表として積極的に市民活動を展開している。
昨年4月、コロナ禍により「あの時と似たような状況」が起きていると察し仲間と相談会を企画した。「アベノマスクをはじめ、当時は行政がうまく動いていない印象でした。その中で困っている人の相談にのるにあたり、同じ目線で聞く耳を持ち、解決をめざすことを心掛けました」
子連れ多く
およそ11年間にわたり悩みの窓口を努めてきたが今回のコロナによる相談会の特徴について「子連れの母親が少なくない。ある地域では2対1の割合で女性の方が多かった」と話す。相談内容としては「(パートの)シフトが減り収入が減少してしまった」などがよく聞かれるそう。中には行政に相談したが「これはコロナのせい」とあしらわれた人の話もあったという。
主催の実行委員会では今回、告知のチラシを3万枚用意。SNSを通じても開催を積極的に呼びかける。2日間は10人以上の弁護士が駆け付ける。松野さんは「食料の配布もあるので、それを受け取るだけでも来ていただきたい。一緒に解決の道を探りましょう」と話す。問い合わせは【フリーダイヤル】0120・021・013へ(午前11時から午後5時)。
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