神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
八王子版 公開:2021年5月20日 エリアトップへ

子どもに多様な価値観を

教育

公開:2021年5月20日

  • X
  • LINE
  • hatena
事務局長の青井さん。1児の母。かつて音楽活動をしておりバンドとソロでCDを出したことがある
事務局長の青井さん。1児の母。かつて音楽活動をしておりバンドとソロでCDを出したことがある

NPO設立

 5月8日、川口町の畑でトマト、きゅうりなどの植え付けが行われた。最高気温28度の夏日の下、家族連れらが汗を流した。「たくさん収穫できると思う。早く子どもたちに届けたい」。畑に集まったのは、5月にスタートしたNPO法人のメンバーたちだ。

 NPO法人ダットッチホーム(子安町/鈴木國夫理事長)はこれまで市内で活動してきた複数の団体が集まって設立された。理事は10人で現在、関わるメンバーは30人ほど。展開する事業は6つ。「冒険遊び場」「子ども食堂」「無料塾」、イベント開催、音楽活動、そして農作業(プレイフィールド)。8日の植え付けはこの農作業にあたり、できた野菜は子ども食堂へ寄付する計画だ。「子どもたちのためになるNPOをと作りました。横のつながりを持ってやっていきたい」。鈴木理事長は活動についてそう話す。

 設立の背景には地域の人間関係が希薄になっている点や貧困問題などがあるという。それらが子どもに「良くない影響」を与えてしまっていると考え、その解決策としてNPOでは「居場所を作り、つながりを生み出すこと」を目的とする。

 例えば無料塾へ通う子が農作業を手伝う。事務局長の青井夕美さん(元八王子町在住)は「助けてもらいっぱなしでなく、提供者になることで、自己肯定感につながるはず」と期待する。畑で知らない大人と作業をすることは新たな価値観の発見にもなる。「子どもたちに色々な世界を見せていきたいです」

行政と連携を

 今後の具体的な活動としては天神町で運営される「八王子冒険遊び場の会」の支援、市内寺院での食料や弁当の配布、市内会場での小学生らへの無料塾の実施、家族向けのイベント「みんなのキャンパス」の開催などがある。法人化に至ったのはこれまで任意団体として続けてきた事業や活動をさらに地域に定着させていくため。行政や関連団体と連携を深めていく必要があると考えたからという。

川口町の畑での農作業の様子
川口町の畑での農作業の様子

湘南巻き爪矯正院 八王子院

無料相談会実施中!神奈川16店舗展開 施術実績41万回超 切らない・痛くない「負担の少ない施術」

https://www.shonanmakitume.com/hachioji/

<PR>

八王子版のローカルニュース最新6

受験生 「かんこうさん」が応援

受験生 「かんこうさん」が応援

 高尾名店街に合格祈願所

1月16日

「温故知新」掲げて

八王子JCI

「温故知新」掲げて

170人で賀詞交歓会

1月16日

地域守る 決意新たに

地域守る 決意新たに

南大沢警察署で武道始式

1月16日

グラススキーで日本一

下柚木在住西原さん

グラススキーで日本一

初宿市長に優勝報告

1月16日

一年の招福願う

一年の招福願う

八王子七福神めぐり

1月16日

プラネタリウムを一新

株式会社ベネッセ

プラネタリウムを一新

70周年記念で最新機器導入

1月16日

あっとほーむデスク

  • 5月30日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 12月14日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

八王子版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年1月16日号

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook