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八王子商工会議所が職域接種
会場の様子。接種を終え待機する会員ら
コロナワクチン ３千人に
八王子商工会議所（大横町）は新型コロナウイルスのワクチンについて７月７日から「職域接種」を実施している。
対象は「会員企業」でコロナ禍の影響を大きく受けている「主に酒食を供する事業者・タクシー事業者」を優先的に行うとし、同会議所４階ホールを会場に、１日３００人に接種している。接種はあす16日まで、合計３０００人に行われる。
同会議所によると商工会議所における職域接種は、全国５１５の会議所のうち、91会議所が厚生労働省に実施の申し込みをし、そのうち７会議所のみが選ばれたそう。都内では東京商工会議所と八王子商工会議所だけだった。
その点について樫崎博会頭は「実施の話を聞いてすぐに動いた。ポイントは接種できる医師の確保。私どもは７年ほど前から会員を対象にインフルエンザ予防接種を実施しており、その経験が役にたった」と話した。厚労省の発表から今回の実施までわずか４週間という短期間であり、「急いで進めなければならなかったが、医療についてなので何かあってはいけない。その責任感をもって動いた」と振り返った。７日の様子を見て「スムーズに稼働しているようで良かった」と安堵の表情をみせた。
一方、清宮仁副会頭は「国との調整、産業医の確保が最初の課題だった」とし、「その２点は樫崎会頭がクリアしてくれた」と話した。清宮副会頭は会員企業に所属するおよそ７万人から接種の３０００人を選ぶこと、１日３００人の接種体制づくりなどについて指揮を執った。
接種においては市内の医療機関「仁和会総合病院」（明神町）「東京医科大学八王子医療センター」（館町）の協力をあおぐ一方、受付業務など運営については片柳学園（東京工科大学／日本工学院八王子専門学校・片倉町）の学生のサポートを受けている。樫崎会頭は「オール八王子で対応している。会員の方に八王子商工会議所に入っていて良かったと実感してもらえたら」と話した。
接種の様子。接種を受けた会員からは「企業防衛のため。全員に受けさせたい」「大変ありがたいこと」などの声が聞かれた
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接種について語る樫崎会頭
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