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八王子 文化

公開日:2021.08.26

いつでも「むカエル」気持ちで

 「見カエル、言わカエル、聞かカエル」の石像や羽の生えた異国風のカエルの置物など、カエルが目に付くお寺がある。

 桜のお寺として有名な大光寺(初沢町)には、絵皿や人形、ブリキ製のものなどさまざまなカエルの置物が境内や玄関にずらりと並ぶ。その数およそ600体。同寺の松村光純住職=写真=は「お寺と縁起があるわけではないのですが」と笑い「先代が集め始め、いつの間にか飾る場がないほどになりました」と話す。

 先代である父の光恭和尚が四国巡礼に行った際、無事に帰れるように貰ったという「カエルのお守り」が始まり。これを縁に、秩父や小豆島など巡礼に出かけた際には「カエル」の置物集めるようになったという。近年は「カエルのお寺」として訪れる人も。「境内は、百日紅の花が見頃を迎えています。お気軽にお立ち寄りいただければ」と話す。

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