小野さん(左)と吉見さん
八王子市内を中心に飲食店70店舗以上が参加する、グルメの大型イベントが10月29日（土）、30日（日）に開催される。主催者らは「コロナ下は失われた２年だった。３年ぶりの大型飲食イベントをぜひ皆さんで」と意気込む。
市内を拠点とするマルシェやキッチンカーが並ぶ「八王子フードフェスティバル」（同実行委員会主催／八王子商工会議所、八王子観光コンベンション協会共催）。８回目の今年は東京たま未来メッセに両日、70店舗以上が並ぶ。市内飲食店で開催するワインイベント「サンヴァンサン八王子２０２０＋２」の参加店の一部も出店する。
同実行委員会事務局の小野智さんは「市内で多くのお祭りが中止になる中『まちの飲食店を何とか応援したい』という声が挙がり、開催に踏み切った」と説明する。
10回目のワイン
フードフェスティバルに合わせ、３年ぶりに「サンヴァンサン八王子」が30日（日）に開催される。チケットを購入し、参加店のワインを試飲しながら、店やまちを巡る。10回目を迎える今回のイベントには、八王子駅北口を中心とした市内飲食店33店舗が参加する。
毎年５月に開催されていたが、新型コロナの影響により20年、21年は中止に。
同実行委員会の委員長、吉見直高さんは「今回の話を受けて、フードフェスの出店にとどめることも考えたが、サンヴァンサンの良さは人が回遊すること。本当にいい笑顔で皆さんがまちをめぐるので３年ぶりの開催を決めた」と胸中を明かす。
多い店舗で１日６００人ほどが訪れる同イベント。吉見さんは「ワインに愛情が深い店ばかり。皆さんで楽しんで」と参加を呼びかける。
ウイスキーは２回目
フードフェスティバル１日目には、ウイスキーの試飲が楽しめる「八王子ウイスキーストリート」が行われる。出店する34社、約３００種類のウイスキーが並ぶ。
同イベントは「ウイスキー文化を八王子に広めよう」と市内飲食店主らが19年に企画。発起人の一人、鏡智也さんは「ようやく２回目。前回は反響が大きく、手応えを感じている。街や飲食店の活性化につながれば」と力を込める。
フードフェスティバルは入場無料。サンヴァンサンとウイスキーストリートはチケットの購入が必要。詳細は各イベントのウェブサイトへ。
来場を呼びかける鏡さん(右)
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