戻る

八王子 社会

公開日:2022.12.22

一誠会
社会福祉法人 3者で連携
都内初、新法人「共栄会」に

  • 都庁で認定書を受け取る土屋理事長(左)=一誠会提供

 社会福祉法人一誠会(宮下町)は、他都市の社会福祉法人2カ所と協力し、「社会福祉連携推進法人 共栄会」を11月4日に設立。東京都の認定を受けて始動した。

 国の施策で、今年度から施行された「社会福祉連携推進法人制度」による取り組み。社会福祉法人などが社員となり、福祉サービス事業者間の協力体制を進める新たな法人制度。全国で6法人が設立されており、共栄会は5例目となる。

 八王子市内で特別養護老人ホームやデイサービスなど20以上の事業を展開する一誠会。今回連携が実現した社会福祉法人は、五常会(岐阜県)と戸井福祉会(北海道)で、新法人の共栄会の初代代表理事には五常会の土屋大二郎理事長が就いた。

災害時 相互支援も

 一誠会など3法人は2020年に、災害時の相互支援協定を締結。持ち回りで毎年、広域災害などを想定した合同防災訓練を実施してきた。

 共栄会を統括する一誠会の常務理事・水野敬生さんは「地域の福祉ニーズに応えるのが大きな目的」と強調。国全体の問題でもある社会保障費の増大や、現場における人材不足などを踏まえ、「3法人の連携によるスケールメリットを生かして経営面の強化を図り、課題解決にあたっていく」と先を見据える。障害福祉の分野についても、「市内にニーズがあれば事業拡大していきたい」としている。

 共栄会は来年2月、設立して初の総会と理事会を八王子市内で開く予定。今後の事業計画を決める方針だ。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

八王子 ローカルニュースの新着記事

八王子 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS