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八王子 文化

公開日:2023.05.25

おとなりタウンニュース〈相模原市〉
やっとあがった「大凧」
来場者数、コロナ前超え

  • 空高くあがった8間凧=新磯まちづくりセンター提供

  • 思いを語る川崎会長

 相模原市の無形民俗文化財に指定されている伝統行事「相模の大凧まつり」が5月4日と5日、相模川新磯地区河川敷で開催された。コロナの影響で4年ぶりの開催となった両日、同地区内の全4会場でたこが青空を舞った。

 主催者によると来場者数は4会場、2日間で延べ17万8千人ほど。コロナ禍前の19年の16万人より多く、ピークには4万5千人が訪れた。相模の大凧文化保存会の川崎勝重会長は「やっと上がった。なんとも言えない感動があった」と語る。

 最大の8間凧(14・5メートル四方)があげられた新戸地区の会場では、たこがあがった瞬間、来場者の歓声でどよめきが起こった。当日の風は「弱くて不安定だった」というが、午後1時すぎに約36秒間舞った。

 川崎会長は「半年かけて作った大凧。凧連のみんなは、今年は何とか絶対にあげたいという思いで準備を進めていた」と振り返る。

 コロナ禍3年目となった昨年は無観客での開催を企画したが、当時の感染状況を踏まえて中止に。川崎会長は「たこは毎年作るもの。製作技術の継承が難しくなったり、凧を引き上げる感覚がにぶるのではないかという危機感があった」と話す。今年はたこをあげることを最優先とするため、前夜祭は行わず記念式典のみの開催に。万全を期したという。

 保存会のメンバーは現在400人ほど。ほぼ新磯地域の人たちで占める。川崎会長は「たこがあがることで顔の見える関係が築ける。だから伝統として残っていくんだろうね」と語った。

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