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八王子 スポーツ

公開日:2024.01.04

都立八王子東高校卒業 佐藤さん
空手世界大会で初優勝

  • 雪辱の舞台で全力を出し切る佐藤選手(右)=いずれも極真会館提供

  • 試合後の佐藤選手(前列左)と森岡選手

 都立八王子東高校卒業の佐藤七海さん(24)=日野市在住=が昨年11月、東京体育館(渋谷区)で行われた国際空手道連盟極真会館主催の「第13回オープントーナメント全世界空手道選手権大会(無差別級)」で初優勝した。

 佐藤さんは国際空手道連盟極真会館東京城西国分寺支部・南大沢道場(松木)の所属。幼い頃、1歳下の妹が空手に興味を持ったことがきっかけで極真会館に入門。小6のときに初めて国際大会で優勝を飾るなど、有望選手として注目されてきた。

 同大会は4年に1度行われる「世界最高峰の大会」と言われている。身長156cmと小柄ながら、得意のスピードを生かし大柄な選手相手にも果敢に競り勝ってきた佐藤さん。2019年の前回大会では準優勝だったが、自身としては悔いの残るものだった。

 4年ぶりの決勝は日本人対決。0対0のまま延長、そして再延長戦に。両者一歩も譲らない攻防の末、判定による3対2の僅差で悲願の初優勝を手にした。世界王者が決まった瞬間は「1つの言葉では表せないぐらい、色々な感情が一気に込み上げてきた」と胸を詰まらせた佐藤さん。「空手を始めて20年、粘り強く努力をするのが好きで、おかげで稽古を重ねてこれた。今回の大会で選手は引退するが、空手は一生続けたい」と語った。

同じ道場から若獅子賞も

 同大会には、森岡優海選手(17)=市内在住=も高校生ながらに奮闘し、有望選手に与えられる「若獅子賞」を獲得した。森岡選手も同道場で幼少期から腕を磨いてきた有力選手。「4年後の世界大会では日本代表のエースとして出場し、リベンジを果たして優勝を飾りたい」と早くも次の目標を掲げてみせた。

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