目指すは「開かれた議会」

　○…市議会議員として４期目。初の議長就任を受け、「女性の参画を意思決定の場に増やしていきたい」と抱負を掲げる。議会改革として推進している『開かれた議会』をより展開し、市議の仕事をさらに市民に発信するのが使命のひとつでもある。６月に新たな体制となった市議会では、新しく「議会機能向上協議会」や「広報広聴協議会」が立ち上がり今年から動き出していることを受け、「『開かれた議会』をさらに目指していきたい」と意気込む。

　○…調布市に実家がある。小学校１年生の頃、教室にあったオルガンを楽しそうに弾いていた姿を見た担任が両親に勧めたことがきっかけでエレクトーンやピアノを習い始めた。その後合唱団にも入団し、歌い手としての楽しさを見出すと、高校からは声楽も習い始め、都内の音楽大学に進学した。卒業後は、実家で音楽教室を主宰。音を奏でる楽しさや達成感、音楽を通じて感性や情操を育むことを指導してきた。

　○…初当選は２０１１年、52歳のとき。音楽教室や子育て、介護などを通してさまざまな人たちに支えられて来た人生を振り返り、「御恩を返すのは今なのではないか」と出馬を決意した。以来、市民から寄せられる「小さな声」に耳を傾け続け、公明党所属の市議として３期を駆け抜けて来た。

　○…座右の銘は「一生懸命」。議会では今まで、ニュータウン対策特別委員会委員長や学園都市文化ふれあい財団諮問委員会委員長などを歴任しており、別所地域や文化芸術施策などにも力を入れてきた。議長の任期は２年。市議約40人のまとめ役として、八王子市民にとってよりよい未来を築けるよう、議論が活発に行われるために全力を尽くす。