八王子 社会
公開日:2025.10.23
ご当地グルメ、お家でも
八王子ナポリタン アルプスで
地域密着型スーパーマーケットのスーパーアルプス(本社:滝山町)で現在、八王子発祥のご当地グルメ「八王子ナポリタン」(通称はちナポ)を販売している。
惣菜バイヤーで同メニューの開発に携わった佐藤栄美さんによると、同社は今年75周年を迎えることを背景に、「八王子のスーパーらしく地域の名物を販売したい」と、八王子ラーメンに次ぐご当地グルメである「はちナポ」に注目した。
同社では、はちナポの周知活動を行っている市内の有志団体「八王子ナポリタン倶楽部」の中野太郎会長(キッチンロッコ)に監修を依頼。同倶楽部では、はちナポの定義として、八王子ラーメンへのリスペクトを込め、八王子ラーメン同様たっぷりの「刻みタマネギ」をトッピングすることなどを挙げている。
惣菜としての難しさ
試作品づくりや試食など、同社が本格的に動き出したのは今年に入ってから。その場で出来立てを提供できる飲食店などとは異なり、持ち帰りが前提となる惣菜の特性上、「家庭で温め直すことを加味した上で、できるだけ本家の味の再現を目指した」と佐藤さん。刻みタマネギの甘みとトマトの酸味とのバランスを重視し、試行錯誤の末に完成。テスト販売まで漕ぎつけた。
試行販売、その結果は
同メニューはより安定的に全店販売できるよう、店内調理ではなく店舗外で加工・包装するアウトパック式を採用。9月22日から10月末まで「お試し販売」を開始した。積極的に店内で試食販売を実施し、客の感想をその場で聞き取り改善点として反映するなど主力惣菜として猛プッシュ。まだ試行販売期間中ではあるが、「(アウトパック式の惣菜の中では)群を抜いてお客様人気が高い」と佐藤さんは話している。好調な売れ行きも鑑み、11月からも販売を継続する見込みだという。
知名度、ぐんと
同倶楽部の中野会長は、今回のコラボ商品化について、「店舗数の多いアルプスに陳列されることで、はちナポを知ってもらえる機会がぐんと増える」とご当地グルメとしての知名度アップに期待を寄せる。同倶楽部の認証店(提供店)はキッチンロッコ(子安町)を始め、市内を中心とするレストランやカフェなどの飲食店が多いため、「中食へのアプローチの難しさ」が課題だったという。今回のコラボ企画は、同倶楽部としても手が届きにくいところにアプローチできる、絶好の取り組みだったようだ。
この「はちナポ」は、現在アルプス全29店で試行販売中。あきる野市(あきる野店)や町田市(多摩境店)など、市外の店舗でも販売されている。
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