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公開日:2026.09.24
八王子市 「クマ対応マニュアル」策定 都内区市町村で初
クマの出没による人身被害を防止するため、八王子市は市独自の基準や地域特性を考慮した取り組みを盛り込んだ「ツキノワグマ対応マニュアル」を策定し、9月9日に公表した。都内の自治体では初めて。
60ページを超えるこのマニュアルは、市内でツキノワグマの目撃情報が相次いだことを受けて今年5月に発足した市のクマ対策プロジェクトチーム(PT)を中心に、都や警視庁、消防庁などの関係機関と協議を重ねて取りまとめられたもの。初動対応から防除対策、追い払い、捕獲、最終手段となる緊急銃猟までの具体的な対応手順を整理したほか、人の日常生活圏にクマを誘引しないための取り組みなどが明記されている。8月26日に策定し、関係機関への説明を経て公表された。
市独自の基準と地域特性を踏まえた対策を盛り込んでいることが特徴で、危機レベルを判定するうえで重要となる「人の日常生活圏周辺」の範囲について、法令上の明確な定義がない中、最高裁判決の判例等を参考に「人の日常生活圏から半径200メートル以内」と独自に規定した。また、山林と住宅地、農地が密接していて緩衝帯(バッファーゾーン)の確保が困難であることや、高尾山などクマの生息域に多くの観光客が訪れる地域特性を考慮して、平時から市民と行政が一体となって生ごみや放任果樹といった誘引物を管理・除去し、クマを引き寄せない取り組みを重視している。
出没時の対応としては、出没場所や被害発生の有無・可能性などの状況に応じて「経過観察(レベル1)」から「捕獲・緊急銃猟(レベル4)」まで4段階の危機レベルを設定。状況に合わせて警戒連絡体制の構築や対策本部の設置を行い、関係機関と迅速に連携する体制を整えた。今後はマニュアルに基づいて出没時の的確な対応を進めるとともに、関係者による合同訓練や研修を通じて対応力の強化を図っていくとしている。マニュアルは市ホームページで閲覧可能。
対策学べるパネル展
市はツキノワグマに関するパネル展を市役所本庁舎1階で開催。クマの生態や遭遇を避けるための行動、日常生活圏に寄せ付けない対策などを分かりやすく紹介している。10月6日(火)まで。
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