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公開日:2026.10.01
はちバス 70歳以上に専用乗車券 都シルバーパスに代わり
八王子市は、10月1日からのコミュニティバス「はちバス」の運行変更に伴い、高齢者を対象とした乗車方法を一部変更する。無料で乗車するには、新たに市が発行する「専用乗車券」の提示が必要となるため、市は早めの申請手続きや乗車時の注意を呼びかけている。
はちバスは、市内の公共交通の空白地域を中心に運行している地域循環バス。23年前の運行開始以来、北部、西部、東部、西南部の4コースが運行していた。
今回の改定は市民からの要望を受けたもので、10月から実証実験として既存の4コースに加え、南大沢・京王堀之内エリアなど新エリアをカバーする6コースを増設する。従来のコースは週7日から3日の運行となるが、より広い地域での利便性向上が期待される。
さらに市は新たに小型ノンステップバスやワゴン車を導入。これまでは西東京バス(株)(明神町)による単独運行だったが、市内のタクシー会社にも協力を仰ぎ、バスやワゴン車で市内を細やかに巡る体制を整えた。運賃は一律200円(小学生と障害者は半額)。
乗車方法も見直し
運行体制の変更とともに見直されるのが、70歳以上の高齢者の乗車方法だ。これまでは「東京都シルバーパス」を提示すれば無料で乗車できたが、同パスが10月から交通系ICカード(PASMO)へ移行することや、コミュニティバスが原則同パスのサービス対象外になることなどから、はちバスでシルバーパスは利用不可となる。
代わりに必要となるのが、市が独自に発行する「専用乗車券」だ。発行場所は、市役所本庁舎6階の交通政策課で、都シルバーパス登録済証や本人確認書類が必須。なお、新しいシルバーパス(PASMO)をタッチしてはちバスに乗車してしまった場合、チャージ残額から自動で運賃が引き落とされてしまう。同課の担当者は70歳以上の都民で無料乗車したい人に対し、「PASMOを使わず『専用乗車券』を提示して」と呼びかける。
クッキーで認知度アップ
こうした自治体主導の再編が進む一方、民間でも地域ぐるみではちバスの活用を盛り上げようとする動きが見られる。
堀之内を拠点とする社会福祉法人「由木かたくりの会」は、はちバスの認知度向上と利用促進を目指し、9月下旬からはちバス型のクッキーの製造・販売をスタートした。同法人の炭谷晃男理事長は「地域の身近な交通手段として定着するよう、焼き菓子を通じて広く知ってもらいたい。障害のある方の社会参加や就労支援にもつながれば」と期待を込める。南大沢文化会館内の「喫茶 ぷらさ.de.かたくり」などで販売中だ。
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