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待機児童数 昨年よりも30人増 市「来年度末までに0へ」

社会

掲載号:2016年6月9日号

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 多摩市は5月27日、今年4月1日時点での認可施設の待機児童数を公表し、昨年の49人から79人と30人増えていることがわかった。一方で、認可施設の空きが81人分あることから、年齢枠、地域的なミスマッチがあることが浮き彫りとなった。市では、事業者等と調整を重ね、このミスマッチを解消し、2017年度末までに待機児童ゼロへ取り組みを進めていく意向だ。

 市内の待機児童数は、ここ数年、減少傾向にあった。しかし、2014年度に諏訪地区の大型マンション建替えによって未就学児童の数が増加すると、待機児童数も116人と前年よりも大幅に増加。昨年は、その数が49人と減少したものの、一転、今年度は79人と増加した。

 同様に、希望通りの保育所に入ることができず、認証保育所や定期利用保育を利用している等の「保留児童」の数は、今年4月1日時点で226人と昨年の187人から増加している。

 年齢別では、どの年齢も昨年とほぼ同数だったにも関わらず、2歳児が昨年の3人から30人と大幅に増えている。

 現在、市では、2017年度末をめどに待機児童ゼロを目指すため、「子ども子育て支援計画」を進めている。同計画では、新たに保育所を作るのではなく、機動性のある小規模保育所や家庭的保育施設を増やすことで待機児童の減少へ対応していく方向性を示している。今年度は、多摩センター駅近くに小規模保育所を設置(13人増)、多摩みゆき幼稚園を認定こども園に移行(30人増)、バオバブ保育園での定期利用保育を開始(6月1日〜、5人増)し、対応を図ったものの、昨年に比べ30人増加している。

 市子育て支援課では「事業者の協力で定員を増やすことができたが、マンションの新設等によって保育需要が増え、供給と需要のバランスが追いかけっこのような状態」と頭を悩ませる。

 一方で待機児童数が増えているにも関わらず、空き状況が発生していることについては「駅近くは保育ニーズが高いため、待機児童数が多い。それ以外は空きがあり地域的ミスマッチがある」としている。今後市では、このミスマッチに対応するため、事業者と調整を重ねながら、【1】駅近くの幼稚園を認定こども園へ移行【2】駅近くで認証保育所を整備【3】小規模保育所の定員を19人から22人へ増加(国の対応)【4】聖蹟桜ヶ丘駅周辺の事業所内保育所を設置することで、待機児童解消を目指す意向だ。

学童クラブも同様

 また認可施設だけでなく、学童クラブでも同様に待機児童が発生しており、昨年4月1日時点では80人だったが、今年は87人と増加。ここでも空きがありながら地域によってその数が多いところがある。特に多摩第一小学校の学区が顕著で、昨年25人、今年も23人となっている。

 市では、現在開会中の市議会6月定例会で、第一小に新たに学童クラブを設置するための予算案を計上、審議を図る。市は「待機児童が出ないように地域バランスをみながら施設整備等を検討し解消に努めていきたい」と話している。

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