多摩 トップニュース社会
公開日:2016.12.01
多摩市&桜美林学園
土地交換に向けて確認
「図書館」「小中一貫校」整備へ
多摩市と学校法人桜美林学園(町田市、佐藤東洋士理事長)は11月25日、「旧多摩市立西落合中学校跡地施設の活用について」の確認書を締結し、多摩市が所有する同跡地と、同学園が所有する「多摩アカデミーヒルズ(落合2の31の1)の用地の一部」の交換が進められることになった。これにより、多摩市はアカデミーヒルズに隣接する場所で現在検討が進められている図書館本館の移転、整備をめざし、一方の桜美林学園は同跡地に小中一貫の義務教育学校施設の建設に向けて動き出すこととなった。
「旧西落合中学校跡地施設」は、2008年から多摩市が多摩市立図書館本館として10年間をめどに暫定的に使用しており、新たな図書館本館の整備に向けて「本館再構築基本構想策定委員会」を設け、現在、検討を進めている。
一方で、桜美林学園は、2021年5月に創立100周年を迎えることから、その記念事業として小中一貫の義務教育学校施設の整備を計画。複数の候補地が挙がる中で、多摩アカデミーヒルズがある多摩センター周辺もそのひとつとし、「旧西落合中学校跡地を活用できないか」と昨年10月に多摩市に打診。事務レベルの調整が進められてきた。
今回の確認書の締結によって、土地交換が進められることになり、今後、多摩市はアカデミーヒルズに隣接する土地に図書館本館を移転・整備することを検討、桜美林学園は同跡地で小中一貫校の整備・開校へ計画を進めていくという。また土地交換に際しては、西落合中学校跡地が約2万5700平方メートル、アカデミーヒルズの一部用地が約6千平方メートルと差があることから、その差額を桜美林学園が別途支払う形になるという。
同学園では、創立100周年を迎える2021年に小中一貫校の開校をめざしており、多摩市もそれに合わせて図書館本館を整備していきたい考えだ。
「多摩センター地区の活性化に」
今回の確認書締結に対し、阿部裕行多摩市長は「今回の土地交換は、お互いの未来への発展の礎となり、市としてはニュータウンを含め、これから若い、子育て中の皆さんに住んでいただき、この多摩センター地区の業務核都市としてイメージを強めていくことができる。双方にとって教育文化等を通じた連携をさらに深め、多摩センター地区の全体の活性化に積極的に取り組んでいきたい」と話した。一方、同学園の佐藤東洋士理事長は「まもなく100周年を迎える中で、新しい形の初等義務教育の場をつくりたいと検討していた。小中一貫校の開校がアカデミーヒルズと含めて、多摩センター地区の活性化に役立つことができれば」と抱負を語った。
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