多摩 トップニュース教育
公開日:2019.11.14
和田中学校
グローバル人財の育成へ
著名人招き講演、座談会
市立和田中学校(加納一志校長)で11月7日、同校PTA主催による、「グローバル社会で活躍できる生徒の育成」を目的とした文化行事が行われた。講演会には、東進ハイスクール講師の安河内哲也氏、座談会には東大クイズ王の伊沢拓司氏ら「QuizKnock」のメンバーを招き、グローバル社会に向けた「英語学習」「中学時代に必要なこと」について話を聞いた。松井徳孝PTA会長は「生徒たちが嬉しそうだった。生きた授業ができて嬉しい」と話していた。
同校では「挑戦」「行動」「発信」を合言葉に、「グローバル社会で活躍できる生徒の育成」を目指し、始業前に海外勤務経験のある地域の人たちを招き英検対策を行う「朝プロジェクト」や、給食から昼休みにかけて近隣の大学に通う留学生や英会話講師との英会話を体験する「昼プロジェクト」、学校にいながら留学体験ができる「WGG(和田中学校グローバルゲートウェイ)」などの取り組みを行っている。
そうした中、PTAでも、毎年講師を招いた文化行事を行ってきた。今年は学校と相談し、東進ハイスクール・東進ビジネススクールの講師で、一般財団法人実務英語推進機構の理事を務める安河内哲也氏に依頼。同氏は、一昨年、昨年と学校関係者や保護者に向けて多摩市教育委員会が開いた「学力向上説明会」でも講師として招かれている。また2年生の女子生徒が、東大クイズ王の伊沢拓司氏らが所属するWebメディア「QuizKnock」を学校に呼びたいと校長室を訪ねてきたことから、同社の「あなたの町に行きます!」の企画に応募。それぞれ快諾、当選したことから今回の行事が実現した。
当日は、安河内氏が「グローバル社会に向けた英語学習の意義と英語の学習方法について」と題した講演会を実施。安河内氏は「英語は勉強する科目というより、練習する科目だ」と話し、「耳で聞いて口を動かすことが大事」と生徒たちに熱く説いた。続けて、英語を使ったアクティビティを兼ねたゲームに生徒たちが参加し、楽しみながら英語を学んだ。
続いて、「QuizKnock」の伊沢氏と須貝駿貴氏、安河内氏と1〜3年生の生徒8人が登壇し座談会を行った。「グローバル社会で活躍するために中学時代に大切なこと」をテーマに、それぞれが意見を述べた。その中で伊沢氏は「色々な挑戦をして失敗体験から学んでほしい。何か一つのことを熱中してやることは大事。一生懸命に何かを極めてほしい」と話していた。
座談会の後は、中央大学学校応援プロジェクトによる相談会も開かれ、中大生が生徒たちの勉強や進学について、相談に乗っていた。
今回の講演、座談会を聞いた3年生の女子生徒は「英語は実践というのは聞いていたので、今日体験してみて身につく英語がこんな感覚なんだと実感できた」と話し、「グローバル化については自分なりの理念があったけど、今日の話を聞いてそれに疑問が出てきて、新たな意見を学んだ」と感想を述べた。
主催した松井PTA会長は「生徒たちが嬉しそうに身を乗り出して聞いていた。生きた授業ができて、企画した方としても嬉しかった。今後も子どもたちの教育、成長を手助けしていきたい」と話していた。
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