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警備員×警官 消火活動に尽力 感謝状 多摩消防署「勇気ある行動」

社会

掲載号:2020年3月19日号

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感謝状を手にする多摩中央警察署の村上巡査(前列中央左)と警備会社の西村さん
感謝状を手にする多摩中央警察署の村上巡査(前列中央左)と警備会社の西村さん

 多摩消防署(槇野稔署長)は2月26日、多摩中央警察署地域四係の村上裕哉巡査(20)と警備会社(株)ユニバーサルセキュリティーの西村稔さん(61)の2人に感謝状を贈呈した。2人は、ライオンズプラザ多摩センター前の交差点で発生した車両火災で、初期消火活動にあたり被害を最小限に抑えた功労が評価された。槇野署長は「勇気ある行動に感謝したい」と2人の功績を称えた。

 車両火災が発生したのは1月22日。ライオンズプラザ多摩センター前の交差点で信号待ちをしていた軽乗用車内の荷台から煙が発生。運転手がすぐに荷物を路上に搬出するも、荷台の延焼は収まっていない状態だった。それを見たライオンズプラザ多摩センターの駐車場係員が、同建物の防災センターに連絡すると同時に119番通報。防災センターに勤務する西村さんが駆けつけた。荷台の荷物から煙が出ていることを確認した西村さんは「火を消さないと」と思い、同駐車場に消火器を取りに行った。

 一方、119番通報と同時に連絡を受けた多摩センター駅前交番に勤務する村上巡査も、同僚と一緒に現場へ走って向かった。その時には、荷台の荷物が燃えている状態で運転者が荷物を道路に降ろしている最中だった。同僚が運転手を避難させているうちに、村上巡査も消火器を取りに行った。

 2人が消火器を手にし、戻ってきたその時だった。車の荷台でガスボンベが爆発。炎が上がった。すぐに消火活動にあたり、空になるまで噴射し続けた。「消火器が空になるまでだったので、多分20〜30秒くらいだったと思う」と西村さん。村上巡査は「無我夢中で消火器を使った」と当時を振り返る。その直後に消防隊が到着すると、現場はほとんど鎮火状態でケガ人も出ていなかったという。

「使命全うできた」

 西村さんは「火が消えたときはホッとした」と話し、村上巡査は「これまでいろいろな事故現場や火災現場に出動したが、車から火が出ている状態の現場に到着したのは初めて。火を消すことができてホッとしたし、何より消し切ることができて良かった」と笑顔で振り返る。

 多摩消防署は2月26日、そうした2人の功績に対して、同署で感謝状を贈呈した。感謝状を手にした西村さんは「2人ともそういう職業。皆様の役に立てて嬉しい」と胸をなでおろす。一方、村上巡査は「ケガ人が出なくて良かった。警察官としての使命を全うでき、貢献することができた。このような表彰をいただけて光栄」と話していた。

 槇野署長は「火災による被害を最小限に抑えることができた。勇気ある行動に感謝したい」と2人の功績を称えた。

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