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公開日:2026.01.01

「『健幸』を最優先に」
阿部裕行市長にインタビュー

  • インタビューに答える阿部市長

 新年にあたり、本紙では阿部裕行多摩市長にインタビューを行った。昨年の振り返りや2026年における取り組みなどを聞いた。

 --2025年を振り返って感想をお聞かせください。

 昨年は、多摩中央公園のグランドオープンや「せいせきカワマチ」がかわまち大賞を国土交通大臣から受賞するなど色々ありましたが、私は、12月のクリスマスに先立ち、アイスランド外務省から名誉勲章を受章するという栄誉に浴しました。これは東京2020オリンピック・パラリンピック開催を契機に、アイスランドとの交流を重ねてきた多摩市民全員で頂いた勲章と思っています。昨年5月には、アイスランドの首都レイキャビクの市長が来日され、友好関係構築の覚書を交わしました。「アイスランド風まちバル」では聖蹟桜ヶ丘、多摩センターの飲食店の皆さんに協力頂き、タラ、サーモン、ラムなどの食材を市民の皆さんに味わって頂きました。

 昨年1月には、多摩市手話言語条例が制定されました。日本では初開催となったデフリンピックが行われ、市内在住の岡部祐介選手が十種競技に出場し、7位入賞という素晴らしい成績を残されました。岡部選手が活躍されたことを本当に嬉しく思います。多くの聴覚障害者の皆さんが言語としている大切な手話が広がっていってほしいなと思います。

 また、昨年は戦後80年ということもあり、多摩市平和展では被爆ピアノが広島からやってきました。この大変貴重な被爆ピアノを大勢の皆さんに聞いて頂き、改めて核兵器廃絶と平和への思いを伝えることができたことも印象深いことでした。

 年の瀬には、喜ばしいニュースが飛び込んできました。多摩市在住の渡辺晃男さんが人間国宝に認定されたビッグニュースでした。渡辺さんは日本の木工芸において、一切釘を使わず、べっ甲などをはめ込む象嵌の手法により、私から見ると正倉院時代のものが蘇ってきたかのように美しい木工芸作品を作られたことは素晴らしいことだと思っております。

 --今年はどのような年にしたいですか。

 昨年は大変な猛暑で東京でも8月には35度以上の猛暑日が18日もあるなど過去最高を更新しました。今年も猛暑が想定されます。体の健康維持、命を守る猛暑対策にはしっかり取り組んでいきます。昨年、非課税世帯や生活困窮の皆さんにエアコン購入の補助を行い、700世帯を超える皆さんにご利用頂きました。今年は小学校の体育館に空調や断熱シートを整備するため現在作業を進めているところです。

 本年は長野県富士見町と友好都市を提携してから40周年という記念の年になります。富士見町内に多摩市立八ヶ岳少年自然の家が開設されたことなどを契機に、多摩市の小・中学生は夏は涼しい八ヶ岳でハイキングやキャンプファイヤー。冬は真っ白なゲレンデでスキーなど第二の故郷として過ごしています。東京ヴェルディのサッカー教室なども富士見高原で開催しています。富士見町と40周年記念イベントを練っているところです。

 また、「健幸まちづくり」を掲げている多摩市です。男性も女性も都内で健康寿命ナンバーワンということを達成しましたが、市民一人ひとりが健康に生きられるまち、健康寿命を延ばすことのできるまちづくりに取り組んで行きたいなと思います。

 --将来を見すえたまちづくりに向けて取り組むことを教えて下さい。

 一昨年にスタートした協創推進室の取組も市職員による「協創サポーター」活動など輪が広がっています。高齢化・担い手不足の中、コミュニティ・自治をしっかりと支えていきます。

 市民の皆さんの最大の関心事は交通問題と思います。多摩市では、自動運転バスのレベル4に向けた実証実験を1月の土日祝日に多摩センターの鶴牧循環で実施します。多摩市内においてこのような自動運転バスが早く実稼働できるような体制を整えていきたいなと思っています。

夢見る年に

 環境に優しいという意味では多摩市内では水素ステーションもありますし、実際市内のバス事業社では多くの水素バスも動いています。その先にあるものが空飛ぶクルマ。東京都の方で多摩川周辺でも空飛ぶクルマの実験がスタートするというニュースがありました。是非、空飛ぶクルマが多摩川上空を飛ぶ姿を夢見る年にしたいなと思っています。

 --ありがとうございました。

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